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2019年04月04日11:35

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ギーター 5(平等観)


<5>平等観
★ギーター/2-38
(長谷川訳)
喜びと楽しみにおいても、利益と損失においても、勝利と敗北においても、平等な態度で、お前は戦争に備えよ。そうすれば
(田中訳)
(向井田)

★ギーター/4-22
(長谷川訳)
突然どんなことに見舞われようと、それに満足している人、ドヴァンドヴァ(相対立すること、喜び―悲しみ、暑さ―寒さ、利益―損失等)を超越し、嫉妬もなく、成功にも失敗にも平等に対処している人。彼はどんな行為をしてもいつもそれ束縛されることはない。
(田中訳)
無理なく入ってくるもので満足し、我・他 彼・此(あれこれ)を比較して悩み羨むことなく、成功にも失敗にも心を動かさぬ者(相対二元性を超越する)は、、どんな仕事をしても束縛されない。
(向井田)
その人は、自分のところに来たものを喜んで受け入れ、成功・不成功・勝ち・負けといった両極端なことに心を乱されず、嫉妬からも自由で公平な心をもつ。『カルマの法則(行いと結果の因果律)』は彼を縛ることはできない。

★ギーター/6-9
(長谷川訳)
好意的な人、友人、また敵に対し、無関心な人々に対し、そして中立の人に対し、嫌な人に対し、そして親族に対し、そして聖者に対し、また罪人に対しても平等に眺めている人は最上である。
(田中訳)
自分に好意を寄せる者も冷淡な者ものも、友人も、敵も、嫉妬深い者も、修道者(サードゥ)も、罪人も、どこに属さぬ者も、みな平等に見る人は真(まこと)に進歩している。
(向井田)
恩人・友人・敵・知人・中立者・嫌悪する人・親類など自分と関連する人々や、『ダルマ(調和)』に生きる人や反対に調和に逆らう人に対してさえ、その人は同じものを見る。自分と関わりある人間関係において、真実に満ちた人の静まった心に影響を与えるものは何もない。そのような人は、あらゆる人間の中で最も尊ばれている。

★ギーター/14-25
(長谷川訳)
賞賛も侮辱も平等に受け入れ、友と敵を一様に見て、そしてあらゆる仕事をしつつも、すべての欲望の放棄している者をグナーティータ(グナを超えている者)と言われる。
(田中訳)
友と敵を同じように扱い、物質次元の仕事には一切手を出さぬ者――、以上のような人は物質自然(プラクリティ)を超越したと言えよう。
(向井田)
尊敬も、侮辱も、その人を揺らし、乱すことがない。あれは友も敵も同じように見る。
自分を満たすために何かを得て、何ものかになるために“行い”をすることから離れている人は、『グナ(質)』を超える人と呼ばれる。

★ギーター/5-20

(長谷川訳)
人は快適なものを得たと有頂天になり、不快なものを得たと動揺してはならない。叡智(ブッディ)の状態にしっかり留まり、惑わないものは、ブラフマン(宇宙意識)を知り、ブラフマンに安住する者になる。
(田中訳)
自己の本性を覚った人は、愉快な事物に会っても喜ばず、不愉快な事物に会っても悲しまない。二元相対を超えて遍照光明(ブラフマン=ブラフマンは宇宙に遍満する光輝)の中に安住している。
(向井田)
自分自身の本質が『ブラフマン(普遍的な存在)』であることを理解する人は、真実を知る者である。好ましいものを得ても浮かれることなく、不快なものに対しても心が乱されることもない。

★ギーター/5-19
(長谷川訳)
心に揺るぎなき平等観をそなえ、そこに安住する人こそ、すべての宇宙の勝利者となる。ブラフマン(神)は完全無欠、全てにおいて平等である。それ故、そのような人はブラフマンの中に安住する。
(田中訳)
万象を平等に見て常に心平静な人は、すでに生死輪廻を超えている。彼らはブラフマンのように円満無欠だ。すでにブラフマンの中に安住しているのだ。。
(向井田)
『ブラフマン(普遍な存在)』の知識を知性に確立する人は、自分自身の本質は変わることなくあり続け、汚れることも生死という時間と空間に影響されることもないことを知る。
どんな変化の対象にもならない『ブラフマン(普遍な存在)』が自分自身であることを知る。その人は繰り返される『サムサーラ(輪廻・束縛)』に影響を受けることがない。この知識に賢者は定まり、揺れることはない。


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