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2019年02月21日10:48

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「日本国紀」第9章 世界に打って出る日本

立憲政治へ/帝国憲法/不平等条約に苦しむ日本/日清戦争/三国干渉/蚕食される清帝国/義和団の乱/火薬庫となる朝鮮半島/日露戦争/日本海海戦/ポーツマス条約/怒り狂う民衆/韓国併合/不平等条約改正の悲願達成/明治を支えた学者たち


<はじめに>
明治政府が近代化を急ぎ、富国強兵を目指したのは、そうしなければ西洋の列強に国が呑み込まれてしまう危険があったからだ。

当時の世界は21世紀の今日とはまるで違っていた。19世紀の後半は、百年以上続いた西洋諸国よるアジア植民地争奪戦の最終段階を迎えていた。加えて列強同士の権益争いが始まろうとしていた。

日本はその中で独立を保ったばかりか、凄まじい勢いで列強諸国を追いかけていく。それはまさしく「世界史の奇跡」ともいえる出来事だった。しかし、脅威は去ったわけではなかった。「遅れてきた列強」ロシヤがアジア南下政策をとり、満州から朝鮮半島へ触手を伸ばしてきたからだ。もしロシヤがその一帯を抑えれば、日本の安全は著しく脅かされることになる。

「日清戦争」と「日露戦争」という明治の二つの戦争は、まさに日本の安全確保、自衛のために行われた戦争であった。

しかし「日清戦争」の勝利によって、清から多額の賠償金を得たことで、国民の間に「戦争は金になる」という間違った認識が広がった。その誤解と驕りが、「日露戦争」以後の日本を誤った方向へと進ませていくことになる。


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