23日(水)は夕方からカウンセリングの予約を入れていたので、
第三者に意見を求めようと思い、外出の支度を始めた矢先また母から電話が来た。
母は昨晩わたしが水曜までには高齢者支援室の担当が来ると言ったのを、
水曜に絶対来るものと待っているのに来ないからと不満げな声。
そこで、水曜に来るのではなく水曜までに来ると言っていたので昨日来たでしょ、
と母に言うと確かに来たことは来たがろくな話しもしないで帰っていった。
だから、別に昨夜の電話では言わなかったのだという。
最初の4日間以外は頭はクリアだから、「面会拒否」をするなんて絶対に言っていない。
むしろ、わたしに会いたいと言っていると言い張っている。
この両者の矛盾はどうして生まれたのだろう?
思い悩んでいたわたしに回答をくれたのはカウンセリングを受けている精神科医だった。
「『面会拒否』なんてしないと言う前に『虐待』が誤解だと言わなきゃダメだよ」
要するに、心情的に母が娘であるわたしに会いたいと思っても、
わたしに「虐待」をうけたと言う誤解が解けない限り高齢者支援室としては、
被害者である母を加害者のわたしに会わせられないのだろうとのこと。
「全身に血腫があるの貴女が叩いたせいだと思い込んでいるんだし」
と言われて、わたしは母の全身の青アザのことをころっと忘れていたことに気付いた。
ちなみに、その夜また母から連絡があったので精神科医のアドバイスを伝えると、
そう言えば階段から突き落とされたとかなんとか言ってた気がするけど、
貴女は物差しで叩いただけよねと言われ、物差しではなく靴べらだと訂正。
どこをどう押したら階段から突き落とした母が2階の廊下に倒れているんだ?
我が家は2階屋で3階はないぞ。
そもそも、2階から1階へ突き落としておいて、
軽々と2階に担ぎ上げられるならor母が自力で2階に戻れるなら、
こんな大騒動にはならなかったはずだし……。
と言う訳で、母にはなるべく早く高齢者支援室の担当に連絡して、
誤解を解くようアドバイスした。
ただしその場合はスマホは使わず、
件の事務長代理にでも病院の電話で連絡してもらうよう言った。
なにしろ、母のスマホはバッテリー切れ寸前らしいので、
夜消灯5分前に毎日定時連絡を入れる時のみ電源を入れ、
他の時間は電源を切ってなるべくバッテリーを節約しようと取り決めた。
翌24日(木)の定時連絡はまた想像を超えるものだった。
母が高齢者支援室の担当の苗字を言って、事務長代理に連絡を頼んでも、
「苗字だけではなく下の名前が分からないと電話はつながらないからかけても無駄」
と言われたのだとか。それでもなお電話をするよう食い下がると、
「高齢者支援室だけでは分からないので、細かい部署を言わないと電話はつながらない」
と重ねて言われたのだという。そんな馬鹿な
うちの自治体の役所の高齢者支援室ってそんなに大所帯ではないし、
担当者は佐藤とか田中ほど人数の多い苗字ではないから、
わたしは「高齢者支援室の○○(苗字)さん」と言っただけでつなげて貰えたぞ。
戯れに、苗字ランキングで担当者の苗字を検索したら全国で43位だった。
その位だったらつながるよね苗字だけで。
と言う訳で、25日(金)の午前9時にまたわたしは高齢者支援室の担当者に電話をかけ、
あれから毎日うるさいほど母から連絡が来ていること、
母は絶対に「面会拒否」をするとは言っていないと断言していることを伝え、
なるべく早く母に再度面会して欲しいと申し入れた。
その日は、昔の同級生の方たちとランチのお約束をしていたので、
昨晩洗ったきりで寝落ちしてしまい、ぼさぼさの髪をスタイリングしようとしたら、
また母からスマホで連絡が来た。
定時連絡までは電源を切っておくよう言ったのになと思っていたら、
スマホから聞こえるのは高齢者支援室の担当者と母の会話。
要するに、わたしの電話を受けてすぐ担当者は母の病室に行ったのらしい。
いつもは他の案件もあるのでそんなに頻繁には会いに行けないと言っているのに、
今回はやけに早いなあと思いながら会話を聞いていると、
高齢者支援室の担当者は母が「面会拒否」を言い出したからやったまでだと言っている。
確かに、最初の4日間は記憶がないのだから言った可能性もあるとは母も認めたが、
「そもそも『虐待』は誤解です。わたしは『虐待』されて黙っている人間ではないし、
娘が『虐待』したら家から叩き出します」
と母が高らかに宣言するに至って、根負けして「面会拒否」はやめる方向で、
病院の医師の最終判断をあおぐという手続きをとると言って早々に病室から出て行った。
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