■十両・照強、練習なしで「猫だまし」 けれど相手は…?
(朝日新聞デジタル - 11月18日 19:53)
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大相撲十一月場所中日八日目、一敗で賜杯レースの先頭を走っていた三力士のうち、小結貴景勝が前頭筆頭妙義龍を引き落としに退け7勝目を挙げた一方、前頭十三枚目の阿武咲が明生の寄り切りに、前頭九枚目の大栄翔もベテラン隠岐の海の寄り切りにそれぞれ屈して二敗に後退、一敗の貴景勝が再び単独トップとなって大関高安、栃煌山、阿武咲、大栄翔、阿炎、碧山が二敗で追走する展開となりました。
今日は、今場所初めて出場している上位陣、つまり三人の大関がすべて勝ち、「上位陣安泰」の一日となりました。大関高安は、前頭四枚目の正代を立ち合い当たってから一気に押し出しに仕留めて二敗を守り、大関豪栄道は前頭四枚目の嘉風を叩き込みで制して五勝目、黒星先行となっていた大関栃ノ心も昨日大関高安を下した前頭三枚目の竜雷を寄り切り四勝目を挙げて五分の星に戻しました。
五日目に北勝富士、六日目に合い口の良くない前頭四枚目正代と二日続けて押し出しに屈し、昨日の七日目には前頭四枚目嘉風から掬い投げを食らって前半で三連敗、三勝四敗の黒星先行で中日を迎えた大関栃ノ心ですが、今日の相手は初顔合わせの西前頭三枚目竜電。右四つで廻しを引きつけ、寄り切りで昨日高安に二敗目の黒星を付けた相手を退けましたが、栃ノ心自身は立ち合いで引いた内容を反省した様子で、調子の上がらない今場所、まだ調子を取り戻すきっかけを模索している土俵が続いている様子ですね。明日九日目は一敗で単独トップを走る貴景勝が対戦相手ですが、対戦成績が1勝4敗と合い口が良くなく、スランプにあるこの昇進前三場所37勝の好成績で昇進した大関が賜杯レースを掻き回すことができるのか、注目ですね。
その小結貴景勝は、東前頭筆頭の妙義龍(3を引き落としで退けて再び単独トップとなりましたが、仕切りの途中で土俵に上がった呼び出しが締め込みを締め直す事態がありました。結び目の短かさゆえ、取組中に締め込みがほどける可能性があったのが理由ですが、呼び出しが二人がかりから三人がかりにまでなるほど簡単には締め直せず、約1分を要しました。珍しい場面でしたが、テレビ解説の舞の海秀平(元小結)曰く「支度部屋でやっておくべき。昨日も対戦相手だった御嶽海の髷掴みをアピールする仕草を見せるなど問題ある所作が目立つ」と指摘しており、この勢いある22歳の若武者も、批判される要素が出来つつある感じかも知れませんね。今日の一番は、立ち合い当たって左に動き、僅か1秒2のあっさりした攻めの引き落としを決めましたが、立ち合いがいくらかフワッとした感じだったからか取組後は「0点。最悪。今場所一のダメな相撲。精神的な部分。俺にしか分からない感覚」とのコメントを発し、内容へは“反省しきり”だったようですね。
その他。栃煌山は合い口の良い玉鷲との前頭二枚目同士の一番を肩透かしで制し、前頭七枚目の阿炎は佐田の海を叩き込みに仕留め、前頭十二枚目の碧山も大奄美を寄り切りで下してそれぞれ二敗をキープ。二敗の前頭五枚目千代大龍は錦木の小手投げに屈して三敗となりました。
また、十両では記事も述べるように西五枚目の照強が大翔鵬との対戦で相手の顔の前で両手をパチン。動きが一瞬止まりかけたところを潜り込んで左足を両腕で抱え込み、一気に土俵際まで運んでの足取りで勝負あり。三段目では東三十三枚目の宇良が東三十七枚目の葵を取ったりで退け、二場所連続の勝ち越しを四連勝で決めました。
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