■貴乃花親方の退職決まる 弟子らの移籍、相撲協会が承認
(朝日新聞デジタル - 10月01日 15:05)
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今日の日本相撲協会の臨時理事会で貴乃花部屋の力士、床山、世話人の計10名の千賀ノ浦部屋への所属先変更が承認され、これにより貴乃花部屋が消滅、貴乃花親方(第65代横綱)の協会退職も1日付で決定、ですか。過日、65代とその代理人の弁護士による記者会見が行われ、冒頭、代理人が「年寄貴乃花の代理人として引退届を提出し、貴乃花部屋に所属する全員の代理人として千賀ノ浦部屋(師匠は65代の兄弟子で元部屋付き親方の元小結隆三杉)に変更したい旨を出した」と報告し、追って65代自身が「本年3月9日、貴ノ岩の傷害事件に対する協会の対応に対して、内閣府公益認定等委員会に告発状を提出した。その後、弟子の不始末(三月場所にて発生した十両(当時)貴公俊(たかよしとし)による付け人への暴行事件)もあって告発状を取り下げ、降格処分を真摯に受け止め、一兵卒として親方の業務、審判業務に粛々と従事してきた。しかし8月7日、外部弁護士より書面が届いた。告発状は事実無根な理由でなされたもの、と結論付けられていた。私は事実無根ではないと書面で説明してきたが、親方を廃業せざるを得ないという有形無形の要請を受け続け、告発内容は事実無根であることを認めるように要請され続けた。真実を曲げて、告発は事実無根だと認めることは私にはできない。このままでは、私は一門に所属することが出来ず、力士は相撲に精進できない。断腸の思いだが、千賀ノ浦部屋に所属先を変更させていただき、私は年寄を引退する苦渋の決断をした」とその理由を説明していましたが、一旦取り下げたはずの「告発状」とやらを改めて持ち出して、終わったはずの「第70代横綱日馬富士による貴ノ岩への暴行事件」を改めて理由にするなど、一兵卒から出直して部屋の運営に集中していたはずの貴乃花部屋がなぜ……と言う点が、まず気になっていました。
大きな動機と見られる経緯が、7月の協会理事会で決まった「すべての親方は5つある一門(出羽海、二所ノ関、高砂、時津風、伊勢ヶ濱)のうちのいずれかに所属する」ことが決定されたことですが、「貴乃花一門」に属していたか65代に賛同していた他の親方が二所ノ関か出羽海の何れかの一門に入る意向を示した中で、最後まで65代のみ態度を明らかにせず、後日その決定事項を「親方を廃業せざるを得ないという有形無形の要請」と表現したのを見ていると、この時点で65代は協会は元より、元の「貴乃花一門」の親方衆までも敵に回すところまで行っていたと推察できますね。
会見の場で65代が口にした「外部弁護士」なる人物の正体も明らかではなく、取り下げたはずの「告発状」に関して、事前にその「外部弁護士」にその「告発状」の調査を依頼していたのかもはっきりせず、どこまで信憑性のある話なのかが見えて来ませんね。ややもすれば単に「過ぎたことを蒸し返した」以上の事案に過ぎないのではとさえ感じられるほどでした。
65代の協会退職は結果的には認められましたが、これについて八角理事長(第61代横綱北勝海)は、65代を
「貴乃花親方は22回の優勝を果たした立派な横綱です。大相撲の貢献は非常に大きいものがありました。」と評し、「今回、このような形で相撲協会を去ることは誠に残念であります。」とした上で、
「協会本部は、貴乃花親方と直接面会して話したいと思っていました。一門の件も、直接会って話したいと思った。千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)に話して、貴乃花親方と一緒に出てこれないか要請しました。千賀ノ浦親方が、1時間半説得しましたけど断られました。直接会ってお話しできなかったことは残念であります。」とコメント、さらに、65代がどこの一門の所属するかについて、「9月27日の理事会までに、所属する一門が決まっていなくても決まるまで待つつもりでした。どこにも決まらなければ(八角理事長が所属する)高砂一門で引き受けるように、一門のみんなと話し合うつもりでした。全ての一門が引き受けようと協議しようと考えていたと思います。全ての一門が門戸が開いていることを貴乃花親方の弁護士に、協会の顧問弁護士から伝えるよう言いました。私どもの話に貴乃花親方の弁護士の先生は「最善を尽くします」と言ってくださいましたが、貴乃花親方から連絡がなかったのは残念に思います。いろいろありましたけど、いつか一緒に協会を引っ張っていくと思っていただけに残念でなりません。」なのだとか。
ま、何であれ、協会との対立がよほど「深い溝」にあることがわかり、その“頑なさ”がいかにも65代らしいと思いましたが……。
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