トラインの翻訳書、吉田利子「人生の扉をひらく万能の鍵」については今まで何度か取り上げました。3月29日には「ラルフ・ウォルドー・トラインの書を座右の書として」をテーマにしました。今回は、この書の「現実とは心がつくり上げた結晶」からです。
自然を深く洞察した人は、スピリチャルなものと物質的なものと対応づける法則はすばらしく正確に作用しているという。暗い気分に支配された人々は暗い事柄を引き寄せる。希望と自信を抱いている明るい人は成功の要素を引き寄せる。
いちばん中心的な思考は、それに対応した目に見える要素を自分のまわりに結晶させる。銅の溶液の中に銅片を入れると、溶液の中の見えない銅が引き付けられて見えるようになるのと同じことである。いつも希望と自信と勇気をもち、目標を決め、目的をめざし続けている精神は、その目的にかなう要素や力を自然に引き寄せる。
あなたがどんな気分でいるかによって、あなたのスピリットはその気分に応じた見えない実体を受け取る。これはスピリチュアルな法則であり、化学の法則でもある。化学は見える要素にのみ限られているわけではない。肉眼では見えない要素のほうが、見えるものの千倍もたくさんあるのだ。
「あなたを憎む者に禅を行いなさい」というキリストの言葉は、科学的な事実と自然の法則に基づいている。善を行えば、力と善の性質をもつ要素のすべてを自分に引き寄せる。悪を行えば、逆に破壊的な要素を引き寄せる。わたしたちの目が開かれるならば、わたしたちは自分を守るために悪い考えをすべて捨てるだろう。憎しみによって生きる者は、憎しみのよって死ぬ。剣によって生きる者は、剣によって死ぬ。悪い考えはすべて、抜いた人に向けられた剣のようなものだ。相手も剣を抜けば、どちらにとってもさらに悪い結果になる。
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