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2018年05月13日15:15

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心と病気



R・Wトライン「人生の扉を開く万能の鍵」(サンマーク出版)より引用します。

少し前、ある女性が友人に深刻な身体的トラブルについて話した。友人はその女性と妹の仲があまりよくないのを知っていた。そこで、身体の不調についていろいろと話す女性の言葉に注意深く耳を傾けていた友人は、まっすぐ彼女の顔を見て、優しい、だが断固たる口調でいった。「妹さんを許してあげなさい」。女性はびっくりして友人を見て、「妹を許すことはできません」と答えた。「そう」と友人はいった。「それなら、関節のこわばりやリューマチの症状はよくならないだろうね」。

数週間後、友人はまたその女性にあった。彼女は軽い足取りで近づいてきて言った。
「あなたのアドバイスに従いました。妹と会って、許したのです。私たちはまた仲のよい姉妹になりました。どうしてかわからないのです仲直りした日から身体の不調がどんどんと軽くなって、いまでは忘れてしまうほどよくなっています。それに妹ともすっかり仲よしになったので、一日も離れて過ごせないほどなんですよ」――ここでも原因が結果を生んでいる。

こんなケースが確認されている。母親がほんの数秒間激しい怒りにとらわれた。すると、それから1時間もしないうちに、その母乳を呑んでいた子どもが死んでしまった。怒りにかられたとき、身体が有毒な物質を分泌して母乳が毒されたためである。同様に重病になったり引き付けを起こしたケースもあるという。

著名な科学者によって何度も行われた次のような実験がある。数人を暑い部屋に入れておく。それぞれの人はしばらくのあいだ、特定の激しい感情に支配される。一人は激しい怒りに、別の人は別の感情に、というぐあいに。

実験者がそれぞれの汗を採取し慎重に化学的な分析をすると、どんな感情に支配されていたかがわかる。唾液の分泌でも事実上同じ結果が出ている。

すぐれた医学部で教育を受け、身体をつくっている力とこれを破壊する力について深く研究をしてきたある有名なアメリカ人がこういっている。

「心は本来、身体の保護者だ・・・・すべての考えは自らを再生産する傾向がある。ぞっとするような病気や感覚やあらゆる悪を思い描いていると、魂に腫瘍や病気ができ、それが身体にも再生産される。怒りは唾液の化学的な組成を身体に有害なものに変化させる。急激な暴力的な感情は数時間以内に心臓を衰弱させるだけでなく、死や狂気の原因になる。

科学者は、強い罪悪感を持っている人の冷や汗とふつうの人の汗には化学的な違いがあること、犯罪者の汗を化学的に分析すると心の状態がわかる場合があることを発見している。

この場合、汗にセレン酸を加えるとはっきりしたピンク色になる。恐怖で死ぬ人々がたくさんいること、その一方で勇気は偉大な活力のもとであることもよく知られている。

母親の怒りは授乳中の子どもに害を与えるかもしれない。優秀な調教師のリアリーは、怒りの言葉をぶつけると、ウマの鼓動が1分に10回も速くなることがあるといった。動物でもそうなら、人間とくに子どもにどんな影響があるか、推して知るべしではないか?

強烈な感情のために嘔吐することも多い。激しい怒りや恐怖は黄疸を起こすことがある。震えるほどの激しい怒りは、脳卒中と死をもたらす。実際、たった一夜の激しい苦悩が生命にかかわったことも一度や二度ではない。悲しみ、長期の嫉妬、絶え間ない心配やつらい不安は、ときには狂気につながる。病んだ考えや暗い気分は自然に病的な雰囲気を生み出し、心の瘴気から犯罪が生れてはびこる」。

こうしたことから、いまでは化学的につきとめられた偉大な事実がわかる。さまざまな精神的状態、感情、激情は独特なさまざまの影響を身体に及ぼし、その影響が拡大するのをほうっておくと、さまざまな病気が生じて、それがいつかは慢性になるということである。



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