釈尊は、世には4種類の人々がいるといわれました。
(1)闇から生まれ、闇に赴く者
(2)闇から生まれ、光に赴く者
(3)光から生まれ、闇に赴く者
(4)光から生まれ、光に赴く者
(1)は貧の家に生まれて、または紛争の国に生まれて、罪を犯し、悪しき人生を送る人をいう。自分の生まれてきた意味と使命を考えることなく欲のままに生きて、他の人も自分も巻き込んで苦の中に沈んでいく人をいいます。
(2)は才能なく、見かけも悪く、背も低く、また貧にあって、チャンス少ない環境に生れても、向<上心と努力と克己心によって、才能以上の才を開き、人に喜びを与え、魂の花を開花させて光の中に死にゆく人をいいます。
(3)才能や家柄や知恵に恵まれても、3、40代になって罪を犯す人、また学歴高く、官位を極めても、不正をなし、晩節を汚す人がなんと多いことでしょうか。せっかく、よき転生の元に、恵まれた両親と時代と稀なる才を与えられたのに、おごりに入り、たくさん人を苦しめる人は多い。昨今の政界財界、その他、不祥事をなした才と学と名誉のあった人々にその例を見ることができるでしょう。
(4)家柄よく血筋良く、才あって、つつましく、天命を知って、使命を果たす、素晴らしい人も、数少なくいる。よく、今世の使命を嗅ぎ出し、わき目もふらず、人と人の世と地球の生命のために尽くす人は光に赴くといえるでしょう。
すべて、その人の気づきと、向上心と、よき心、そして今世の使命に人生をかけることが、魂にとって最大の輝きになるのです。
生れや、環境や時代や、運ではなく、すべて、本人の気づき次第なのです。
以上、北川八郎氏「ブッダのことば」(致知出版)を参考にしました。
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