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2018年03月07日12:25

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米中激突は米戦略の失敗

戦略家ニクソンのため息 米中激突を予感させる時代に
2018.3.7 11:07

 米国のヘンリー・キッシンジャー元国務長官が中国との国交樹立に動き始めたとき、自分の生きている間に、中国が米国をしのぐほど強大になるとは考えていなかった。当時、米国の最大の敵は、ソ連の共産主義であり、中国はその「対ソ封じ込め」の戦略カードにすぎなかった。

 キッシンジャー氏が仕えたニクソン政権以来、米国の対中政策は「中国が強大になる前に国際規範に組み込む」ことで足りると考えられていた。クリントン政権の「関与政策」も、ブッシュ政権の「責任ある利害関係者」論も、そしてオバマ政権の大国扱いをすれば責任を果たすとする「戦略的再保証」もまた、この流れに沿っていた。

 しかし、中国が世界の投資市場として経済力をつけるにしたがって様相は一変する。全体主義色の強い国家は、経済力がすなわち軍事費の増大をもたらし、周辺国を見境なく威圧する。

 まして、5日に北京で開幕した全国人民代表大会で、毛沢東なみの「終身国家主席」が誕生することになるとは、ニクソン氏も考えなかっただろう。憲法改正が採択されると、国家主席の任期制限「2期10年」が撤廃されて、習近平氏が2023年以降も主席にとどまる。巨大な軍事力を持つ独裁国家の出現である。

 晩年のニクソン氏は、友人でスピーチ・ライターをしていたウィリアム・サファイア氏に、「私たちはフランケンシュタインを作り出してしまった」と、中国の台頭を述懐していたという。対ソ警戒のあまり、中国に対する軍事支援と経済投資を進めたのは当の米国だから、彼は泉下でため息をついていよう。

 そのソ連崩壊から4年後の1995年、米上院の東アジア・太平洋小委員会は、拡大する中国軍事力の将来予測を試みた。連続公聴会に招いた戦略専門家の12人は「中国がグローバルなプレーヤーになるか否かではなく、いつ、どのようになるかだ」と、最大級の警戒感を示した。

 その予測を立証するように、翌96年には、中国軍が台湾初の直接選挙による総統選を脅すミサイル軍事演習を強行した。不測の戦争を恐れた米国は、台湾海峡に2つの空母打撃群を送り、にらみを利かした。

 いま、その記録を読み返してみると、専門家らの将来予測が、的確であったことが分かる。違ったのは、中国が彼らの予想を上回るスピードでグローバル・パワーになり、露骨な拡張主義に踏み出したことだろう。

 このとき、米政府側から公聴会に出席していたウィンストン・ロード国務次官補やジョセフ・ナイ国防次官補は、大国化する中国をいかに国際社会のルールに誘導するかに腐心していた。軍拡が自明の路線であるのなら、米国の利益にかなった方向に柔軟に引き込むしかない。

 ロード氏はこのとき、中国が「南シナ海のスプラトリー諸島や台湾、香港など領土問題に高い関心をもつ」との認識を示し、武器の近代化と大量破壊兵器の関連技術輸出で、周辺国に不安をまき散らしていると列挙した。

 しかし、米国の対中「関与政策」は明らかに失敗し、より制御の難しいフランケンシュタインを作り出してしまった。中国が2030年前後に米国を抜いて国内総生産(GDP)が世界一になるとの予測が相次ぎ、習政権は国際法を無視して自国の意思を押し付ける。

 トランプ政権が、ようやく中国を現状変更勢力と位置付け、「大国間の競争が復活した」と厳しい警戒感を示すようになった。18年1月に策定された国家防衛戦略は、対中政策の抜本的見直しであり、米中激突を予感させる時代を迎えた。(東京特派員)
http://www.sankei.com/world/news/180307/wor1803070031-n1.html
米国が敵国を大国化させるのは珍しいことではありません。

ナチスドイツを強大化させたのも米国ですし、対抗処置としてソ連を強大化させたのも米国です。
バーレビ国王の居るイランを大国化させたのも米国なら、イラクのフセインやテロリストのビンラディンを強大化させたのも米国です。

強大化させすぎて叩くのもいつも通りですw

今度は支那たたきですが、その為にはどの国を強大化させるつもりなのでしょう。
面倒なのでアメリカファーストで自国を強大化させるのも一興w
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