■羽生結弦選手に国民栄誉賞授与へ 政府が最終調整
(朝日新聞デジタル - 03月02日 08:25)
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先の平昌五輪で金メダルを獲得した羽生結弦(フィギュア・スケート男子)について、政府が国民栄誉賞授与へ、ですか。自民党の政権与党復帰により第二次安倍晋三内閣が発足してから大鵬幸喜(第48代横綱・没後追贈)、長嶋茂雄(巨人選手→監督)、松井秀喜(巨人→Yankeesなど)、伊調馨(女子レスリングで五輪四連覇など)、そして先日の2月13日に表彰式があった羽生善治(将棋)、そして同じく井山裕太(囲碁)の6人に続いての授与で、フィギュア・スケート界からは初の受賞者となるようですが、当該種目としては66年ぶりと言われるソチ、平昌両五輪での連覇は
功績と実績を成し遂げ、「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があった」人を対象としているとされる国民栄誉賞の授与資格を充たしており、仙台市出身で東日本大震災による被災で練習環境に影響があった中でのソチ五輪、また事前の大会の練習での右足靭帯の負傷からの“ぶっつけ本番”で臨んだ平昌五輪と異なる逆境があった中での五輪連覇であり、なおのこと“相応の業績”と評されたとは言えるでしょうね。
ですが、かつては古賀政男、長谷川一夫、美空ひばり、吉田正、遠藤実、第48代横綱大鵬幸喜など没後追贈となった事例が少なからずあり、加えて授与が検討されながら二度(平成13年、平成16年)辞退したイチロー(野球選手)のように「現役で発展途上にある」ゆえ、「もし賞をいただけるのなら現役を引退した時に」と固辞したケースもありました。現時点で羽生結弦はまだ23歳であり、まだまだ現役のフィギュア・スケーターであり続ける意向だと言われ、次の北京(2022年)にも参加する可能性も少なからずあるのでは言う見方もあるでしょう。それを考えれば、もう少し実績に上積みが付いてからでも決して遅くはなく、むしろ“時期尚早”と言えるくらいではないかと思います。
また、直近の受賞者の一人であった羽生善治が将棋界初の永世七冠を獲得するまでに20年余の年月を経たこととのバランスを取れと言う意見もあり、時期尚早論の理由の一つとも考えられますね。ただ、将棋とフィギュア・スケートでは競技者が活躍する期間やピークである年齢が根本的に異なり、比較の対象に見ることが適切かどうかは一考の余地があると思いますね。
にしても、安倍晋三内閣(第二次)での国民栄誉賞は、特に伊調馨、羽生善治、井山裕太と現役を続ける人々が授与対象となることが続き、国民栄誉賞を授与することでより“その道”に励んで欲しいと言う期待との意味合いを持たせる傾向もあるようで、今般の羽生結弦についても同様の理由があってのこととも考えられますね。あれだけ日本国内が「猫も杓子もフィギュア・スケート」な雰囲気になった中でもあり、と言う背景もありますし……。
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