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2018年02月14日12:28

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フィンセント?????

日本美術が専門のハンガリー人の留学生が「ゴッホと日本」について小レポートを書いたので、読んでみたら、Vincent van Goghのことをカタカナで「フィンセント・ファン・ゴッホ」と書いてあります。

Vincentの語頭のvは有声の/v/なので、片仮名表記だったら「ヴィンセント」(あるいは「ビンセント」)かと思って、その学生に指摘したところ、調べた資料に「フィンセント」とあると言われました。

驚いて「ゴッホ」でググってみたところ、確かにWikipediaをはじめ、「フィンセント」が続出!

因みに英語版Wikipediaでは彼の名前のオランダ語の発音をIPA(国際音標文字)で [ˈvɪnsɛnt ˈʋɪləm vɑn ˈɣɔx] と表記していて、これだとオランダ語だとやはり有声の「ヴィンセント」になります。

不思議なのは日本語版Wikipediaの「ゴッホ」の項の注釈に、vanの発音に関して、以下の記述があることです。
〜〜〜
ファン/ヴァンは姓の一部である。ヨーロッパ諸語における発音は様々であり、日本語表記もバリエーションがある。オランダ語ではオランダ語: [vɑŋ ˈɣɔχ] ( 音声ファイル)。オランダ・ホラント州の方言では、vanの"v"が無声化して[ˈvɪnsɛnt fɑŋˈxɔx] ( 音声ファイル)となる。ゴッホはブラバント地方で育ちブラバント方言で文章を書いていたため、彼自身は、自分の名前をブラバント・アクセントで"V"を有声化し、"G"と"gh"を無声硬口蓋摩擦音化して[vɑɲˈʝɔç]と発音していた可能性がある。イギリス英語では[ˌvæn ˈɡɒx]、場合によって[ˌvæn ˈɡɒf]と発音し、アメリカ英語では[ˌvæn ˈɡoʊ](ヴァンゴウ)とghを発音しないのが一般的である。彼が作品の多くを制作したフランスでは、[vɑ̃ ɡɔɡə](ヴァンサン・ヴァン・ゴーグ)となる。日本語では英語風のヴィンセント・ヴァン・ゴッホという表記も多く見られる。
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この不思議な記述でもVincentのVの発音は/v/となっています。一体どうして、日本では「フィンセント」という表記が標準?となっているのでしょうか。謎です。
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