帰りの電車の中で。
MP3プレイヤーで音楽を聴きながら、流れていく車窓の景色を眺めていたとき。
ふいにこの曲が流れ始めた。
深夜まで仲間達と酒を呑み、語り、騒ぎ、眠って…。
そんな後の帰り道、ほんのりと二日酔いを引きずった身に沁み入るものがあった。
思えば公開当時、おれはまだ若造で、この映画もこの曲の味もわかっちゃいなかった。
劇場であのエンディングを観たとき、「なんて中途半端な」なんて思ったもんだ。
なのに今じゃ、一番好きなジブリ作品になってる。
いつ頃からだったかね。そうなったのは…
たぶん……、いや、それを云うのも無粋だろう。
無駄だった? 無駄だったのかもな。
後悔してる? 後悔なんて山ほどあるさ。
でもな。納得はしてるんだよ。
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