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2017年10月04日08:21

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�猩斥�も歴史感覚も何もない��

自民の改憲案「論理も歴史感覚も何もない」 保阪正康氏
聞き手・木村司、清水大輔
 自民党が、自衛隊明記など憲法改正を衆院選公約の柱にすると発表した。歴史的な節目だが、ノンフィクション作家の保阪正康さんは、自民党の重鎮だった故後藤田正晴氏なら今、こう語っただろうと言います。「君、どうなっているんだ、これは。論理も、歴史的感覚も、何もない。こんなことでいいのか」と。昭和史研究の第一人者に聞いた。
 ――自民党は2日、「国民の幅広い理解を得て、憲法改正を目指します」と公約の大きな柱の一つに盛り込み、「自衛隊の明記」にも言及しました。
 憲法そのものを語る前に、今度の選挙には、意外な側面があることをまずは知るべきです。米国のトランプ大統領の戦略を支持するかが問われている選挙だということです。トランプ氏は米国ファーストであり、北朝鮮の問題で軍事行動を起こす可能性がゼロではない。そうなれば、日本や韓国に少なからず影響する。そのトランプ氏に安倍首相は全く同調している。今回の解散は、支持率の推移を最優先する政治家の戦略のようにも見えますが、だとすれば、我々が見抜くべきは何か。トランプ氏の戦略を支持するか、が問われていると考えてもおかしくありません。
 ――憲法改正論議はどう見ていますか。
 総選挙で憲法改正が大きな争点となるのは、事実上初めてといえるでしょう。にもかかわらず、憲法が、ファッションや、雰囲気、ムードの中で論じられていることに危機感を持っています。憲法を論じる前に、必要な態度があるはずです。
 ――必要な態度、とは何でしょう。
 歴史や先達への畏敬(いけい)の念です。例えば、憲法が作られたプロセスがあります。米国の要求があったとはいえ、幣原喜重郎、吉田茂といった当時の閣僚ら憲法を生み出した人たちが、歴史的な使命感を背負って、どれだけ努力し、エネルギーを注いだのか知っているでしょうか。それに対して、「押しつけられた憲法」「占領憲法」と言い、安倍首相は「みっともない憲法」とさえ口にしましたが、そうした先達に失礼ではないでしょうか。
 太平洋戦争についても問われなければなりません。太平洋戦争で日本のように軍事が政治を主導した国はどこにもありません。世界各国は、第1次大戦で政治が軍事をコントロールする、シビリアンコントロールを学びました。武器の発達が人類史の滅亡につながりかねないと知ったからです。しかし、日本は学ばなかった。軍人に戦争をさせたら勝つまでやるんですね。それが「特攻」や「玉砕」であり、人を人とも思わない戦争でした。侵略か否かといった議論が目立ちますが、それ以前にこれは歴史的犯罪です。なぜあんな戦争をしたのか、問題点はどこにあったのか、その十分な検証はなされたでしょうか。
 ――安倍首相は今年5月、憲法9条3項に自衛隊を明記することを提案しました。公約では「自衛隊明記」だけ触れています。
 9条2項には「陸海空軍その他の戦力は保持しない」とあり、3項で自衛隊を明記すれば、論理矛盾が生じます。ではそれをどう解消するのか。安倍首相は全く論じないし、論じようとしない。私たちのものを考える力、歴史感覚をバカにしているんじゃないかとさえ思います。吉田茂、石橋湛山、大平正芳、田中角栄ら歴代の自民党の政治家たちは、あきれかえっているんじゃないでしょうか。中曽根康弘元首相の官房長官だった自民党の重鎮・後藤田正晴さんとは生前親しくしていましたが、後藤田さんならこう言ったでしょう。「君、どうなっているんだ、これは。論理も、歴史的感覚も、何もない。こんなことでいいのか」と。
 ――しかし、自衛隊が実際にあるのだから、憲法で認めてもいいのではないでしょうか。
 そういう意見を聞くと「世の中、逆立ちしているなあ」と思います。自衛隊が予算も膨らみ、装備も役割も拡大していくことに対しては、野党もメディアもチェックをし、疑問点も問いただしてきましたが、現実には保守政権が進めてきたことです。憲法との矛盾を承知でつくっておきながら、現実がこうだから憲法を現実にあわせないといけない、というのは論理がおかしくないでしょうか。
 ――希望の党代表の小池百合子都知事は「憲法改正」を掲げ、民進党議員の公認条件にもしているとされます。一方、9条改正は「9条の一点だけに絞った議論でいいのか」と疑問を呈しています。
 憲法改正を争点にすることは全くかまいませんが、争点にするのであれば、憲法のどこがどうおかしいのか、改正の理由をまずは説明すべきでしょう。また、憲法改正で一番問題になるのは9条です。9条に触れない憲法改正は、現実的には立法で対応でき、9条の議論を凍結するような言い方は、政治的矛盾を含んでいる印象があります。小池さんも、安倍首相と同じような憲法への理解しかなく、憲法改正の論理を持っていないのかもしれません。
 ――護憲派の主張はどうみていますか。
 私は、平和憲法を守ろう、という人たちの保守性に少しいらだっています。「守る」という人は永久に守るばかりなのでしょうか。それでは説得力がない。もっと大胆に、こういう条文を入れよう、という人がいてもいい。憲法に足りない部分があれば、立法で補完すればいい。守るというだけでは、ある種の退廃や疲弊が生まれかねない。改憲派にもいろいろな立場があっていい。これまでは護憲か改憲か、と議論が単純化され、閉塞(へいそく)状態にあったようにみえます。
 ――有権者へのメッセージはありますか。
 私は、歴史家の半藤一利さんと2人だけで、憲法をとにかく100年持たせてみましょう、という運動をしています。護憲や改憲は次の問題として、私たちはもう一度、自分の頭で憲法について考えてみる必要がある、と言いたい。そのうえで、もし変えるというなら、歴史や先達に畏敬の念を持ち、改正への覚悟をもって、具体的な欠落点をより精密に議論しながら変える方向を目指すべきだと思います。憲法の問題は、保守革新という言い方をしてはいけない。国民のすべてのひとの問題で、国民すべての人が考えないといけない、誰かが示したものから選ぶ、という前に、自分の考えはどうなのかを考える。そのうえで、自分の考えに近い選択肢を選ぶ、というのが筋だと思います。(聞き手・木村司、清水大輔)
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上記は、今朝の朝日自分に掲載された、保阪正康氏の「自民の改憲案�猩斥�も歴史感覚も何もない�瓠廚料簡犬任△襦�

この保坂正康氏の言葉でわたしが最も注目したのが次の言葉である。

�猯鮖砲篝菽�への畏敬(いけい)の念です。例えば、憲法が作られたプロセスがあります。米国の要求があったとはいえ、幣原喜重郎、吉田茂といった当時の閣僚ら憲法を生み出した人たちが、歴史的な使命感を背負って、どれだけ努力し、エネルギーを注いだのか知っているでしょうか。それに対して、「押しつけられた憲法」「占領憲法」と言い、安倍首相は「みっともない憲法」とさえ口にしましたが、そうした先達に失礼ではないでしょうか。/ 太平洋戦争についても問われなければなりません。太平洋戦争で日本のように軍事が政治を主導した国はどこにもありません。世界各国は、第1次大戦で政治が軍事をコントロールする、シビリアンコントロールを学びました。武器の発達が人類史の滅亡につながりかねないと知ったからです。しかし、日本は学ばなかった。軍人に戦争をさせたら勝つまでやるんですね。それが「特攻」や「玉砕」であり、人を人とも思わない戦争でした。侵略か否かといった議論が目立ちますが、それ以前にこれは歴史的犯罪です。なぜあんな戦争をしたのか、問題点はどこにあったのか、その十分な検証はなされたでしょうか。��

現行憲法である『日本国憲法』は、アジア太平洋十五年戦争の多くの犠牲者の上に成り立っている。その犠牲者は、単に日本人だけではなく、中国や朝鮮半島をはじめとする東アジア全土にまたがる犠牲者の上に立っている。

�燹峅,靴弔韻蕕譴新�法」「占領憲法」と言い、安倍首相は「みっともない憲法」とさえ口にしましたが、そうした先達に失礼ではないでしょうか��

さて、この保坂正康氏の言葉に対して、安倍晋三はどのように反論しうるのであろうか。わたしはこのことを安倍晋三に聞いてみたいのである。

�爍江鬘温爐砲蓮嵶Τざ�軍その他の戦力は保持しない」とあり、3項で自衛隊を明記すれば、論理矛盾が生じます。ではそれをどう解消するのか。安倍首相は全く論じないし、論じようとしない。私たちのものを考える力、歴史感覚をバカにしているんじゃないかとさえ思います。吉田茂、石橋湛山、大平正芳、田中角栄ら歴代の自民党の政治家たちは、あきれかえっているんじゃないでしょうか。中曽根康弘元首相の官房長官だった自民党の重鎮・後藤田正晴さんとは生前親しくしていましたが、後藤田さんならこう言ったでしょう。「君、どうなっているんだ、これは。論理も、歴史的感覚も、何もない。こんなことでいいのか」と。��

わたしは繰り返し、安倍晋三の憲法第九条の一項、二項を残したままで三項として自衛隊を明記するという安倍晋三の憲法改正案に対して、では�犲�衛隊�瓩箸呂い辰燭げ燭覆里�ということを問い続けてきた。その私の疑問と同じ疑問を、昭和史研究第一人者である保坂正康氏も持たれていることに、心強さを感じている。 

わたしが問いたいのは、わたしたちはいったい日本の近代史から何を学んできたのかということである。安倍晋三も麻生太郎も自民党も希望の党も日本の近代史から何も学んでいない。つまり自国の歴史を軽視していて、何が「保守」なのかということを強く問いたいのである。

自国の歴史を�犒攣覘瓩垢詛擇蓮↓倏箙馘朖瓩世噺世錣兇襪鯑世覆ぁ8渋綟�本社会の礎である、平和主義、民主主義、立憲主義、基本的人権の尊重を顧みないところに、政治を語る資格など、ないのである。

保坂正康氏が自民党憲法改正案を�猩斥�も、歴史的感覚も、何もない�瓩噺世錣譴襪海箸�わたしにはよくわかるのである。

�犹笋蓮⇔鮖鵬箸糧焼0賤�さんと2人だけで、憲法をとにかく100年持たせてみましょう、という運動をしています。護憲や改憲は次の問題として、私たちはもう一度、自分の頭で憲法について考えてみる必要がある、と言いたい。そのうえで、もし変えるというなら、歴史や先達に畏敬の念を持ち、改正への覚悟をもって、具体的な欠落点をより精密に議論しながら変える方向を目指すべきだと思います。憲法の問題は、保守革新という言い方をしてはいけない。国民のすべてのひとの問題で、国民すべての人が考えないといけない、誰かが示したものから選ぶ、という前に、自分の考えはどうなのかを考える。そのうえで、自分の考えに近い選択肢を選ぶ、というのが筋だと思います。��
わたしには、この保坂正康氏の言葉にこそ、�狷�本の未来を守る�瓩箸いΠ嫐�が込められているように思われてならないのである。

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