秋場所休場 鶴竜は進退視野も
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来たる9月10日から開催される大相撲九月場所で稀勢の里と鶴竜の二横綱が、初日から休場することが決まった、ですか。稀勢の里は三月場所で負傷した左腕、および先場所で負傷した左足首がそれぞれ思うように回復せず、巡業には途中から参加したものの土俵に上がれる状況に至らず、3場所連続4回目の休場(初日からの休場は初めて)となり、鶴竜は先場所右足首を負傷し(さらに剥離骨折も発見されたとのこと)途中休場、3場所連続8回目の休場となるわけですが、鶴竜の師匠である井筒親方(元関脇逆鉾)が「次に土俵に上がる時は決断をしないといけない」と述べ、先場所後の横綱審議員会の会合でも話題に上ったように、次に出場する場所(十一月(九州)場所、あるいは来年の一月場所か)では「進退をかける場所」とさせることになる見込みということのようですね。
横綱の連続休場という事でいえば、第65代横綱貴乃花のように7場所連続(横綱として名を成し在位40場所目、通算22回目の優勝を達成した後だった)というケースが有りますが、それに比べれば「3場所連続」なのでまだ進退云々とは時期尚早と言えるかもしれませんが、通算8回目、横綱昇進以降では在位21場所で7回目の休場となることが重要視されたのかもしれませんね。
その一方で、同じ3場所連続休場の稀勢の里は「日本(茨城県)出身の横綱」にして「現在の大相撲一番の人気力士」となっており、まだ在位4場所にすぎず「これからさらに強くなる」と一部の識者から期待された存在であることもあり、「進退を視野」とまではいかないとされているようですが、同じ「取組での負傷」であり、状況として、両者にさほど大きな差はなく(年齢も鶴竜32歳、稀勢の里31歳と1歳しか違わない)、鶴竜だけが進退を議論されていることには若干不公平な印象を感じます。新横綱だった三月場所こそ優勝したものの、在位4場所で皆勤したのはその1場所だけであり、3場所続けてフルに出場できないとなれば稀勢の里も同じであり、それが4人の横綱のうち半数の2人に上る事は決して小さいとはいえず、「横綱の責任を果たす」という観点で、横審が扱いを分ける正当性はないのではと思いますね。
さらに気になるのが、先場所の覇者である横綱白鵬の左膝の負傷の状況で、巡業の途中で不参加となるほどだそうですが、遅れて休場を発表する可能性も低くはないとみられており、4横綱中3横綱が休場、日馬富士のみが「一人横綱」として務める可能性が高いと言われる九月場所前の情勢のようで、大関3人のうち2人が角番でもある。こうなると、賜杯レースの行方が本当に混とんとする、まさに“下剋上”となりそうな九月場所になりそうな感じがするのですが……。
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