以下、ひすいこたろう「朝にキク言葉」(サンマーク出版)より。
この宇宙における究極の奇跡、それは朝、目が覚めるということです。
この広大な宇宙の中で、生命が確認されているのは地球だけです。つまり、宇宙というのは、本来、死の空間なんです。死が普通なんです。にもかかわらず、あなたは今朝、目覚めた。
昨日亡くなった人だって、世界で10万人以上にのぼります。
にもかかわらず、あなたは今朝、目覚めた。
今日、目覚めたということがどれだけすごいことなのか、わかっているだろうか。
今日という1日を普通に過ごせることが、どれだけ素晴らしいことであるかわかっているだろうか。
「明日、目覚めなければ100億円あげます」と言われたらどうですか? つまり明日死んだら、ということですが。やっぱり、生きていたいですよね。
ということは、朝、目が覚めるということは100億円以上の価値があるのです。
「人生には2通りの生き方しかない。
ひとつは、奇跡など何も起らないと思って生きること。
もうひとつは、あらゆるものが奇跡だと思って生きること」
・・・・アルベルト・アインシュタイン(物理学者)
生きている、それ自体が奇跡なのです。
以前、東京ドームの近くを歩いているときに、電話が鳴りました。大きなトラブルを告げる電話でした。僕はショックで腰が抜けたのか、歩けなくなりました。公園のベンチで横になり、茫然としていました。
1時間過ぎ、ようやく歩けるようになって、電車に乗ったときのこと、僕の隣には、電車のつり革をにぎり、無気力な表情の男性がいました。
僕はその男性にこう教えてあげたくなりました。
「あなたは、いますごく幸せなんですよ。昨日と変らない1日を過ごしている。それって本当に幸せなことなんですよ」。
何も起きない、昨日と同じ1日を過ごせるって本当に幸せなことだったんだ。 昨日と同じ1日を過ごせなくなって、初めて僕はそのことに気づきました。
それから3ヶ月、幸いそのトラブルは回避できたのですが、それからというもの、普通に目が覚めて、みんなと一緒にごはんを食べることが、どれだけ幸せなことなのか分かるんです。
毎朝、目を覚ますたびに、お前はこう言ってもいいだろう。
目が見える。耳が聞こえる。体が動く。気分も悪くない。
ありがたい!
人生は美しい。
・・・・・・ジュール・ルナール(フランスの作家)
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