5月19日の日記「中村天風・人間の健康も、運命も、心一つの置きどころ」、 5月21日「中村天風・宇宙のエネルギーとしての生命」に続きます。
武田鏡村「中村天風の行動学」(東洋経済社)より。
心と宇宙霊との感応
宇宙エネルギーが生命の根源的な力となることを知り、それを積極的に、豊富に受け入れることは、素晴らしい生命力を発揮することになる。
その方法を簡単にいうと、宇宙の「プラス・エネルギー」を取り入れ、「マイナス・エネルギー」を排除することである。それは別に難しいことではない。
心のあり方をしっかりつかんで、心を絶えず積極的に、前向きにすることである。
天風はいう。
「どんな場合にも、人間というものの生命は、一切をしのいでいる力の結晶だ、と正しく思いこんでしまうことである」。
これは、心をしっかりと保つということでもある。
それによって私たちは、宇宙エネルギーを豊富に受け入れることができる。なぜなら、心の行なう思考は、人間の生命の原動力となる霊魂を通じて、その霊の本源となる宇宙霊に通じているからだ。
ここで天風は、宇宙エネルギーと人間の心の思考とが、相互に関係しあう一つのものであることを示す。
心の持ち方、思考のあり方をプラスに持てば、宇宙エネルギーを体内に取り入れることができ、生命の実相に迫ることができる。そればかりか、心の置き方によって、人生を積極的に生きるか、消極的に通すかという違いが出てくることにもなる。
天風は言う。「元気という気が出たときに、人間と宇宙霊が完全に結びつく」。
元気とは「元の気」ということであり、それは宇宙エネルギーとしての「先天の一気」を呼び寄せるものである。
この元気という気をつかむには、「自分の生命の力を信じる」ことである。これは肉体を重視するのではなく、そこに内在する気の力、すなわち宇宙霊を信じるということだ。
それができれば、人生も運命も好転する契機になるはずだ。
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