以下、竹田崇元氏「出口王仁三郎の霊界からの警告」(光文社文庫)の「まえがき」の中の一文です。
20世紀も初頭の明治38年(1905年)、日本じゅうがまだ日清・日露戦争の戦勝ムードに浮かれているころ、ある人物が次のような恐るべき予言をはなった。
「やがて満蒙での戦争が引き金になり、アメリカとの戦争がはじまる。空からはアメリカの重爆撃機が来襲し、日本じゅうが火の海になる。海には水底を潜る船が行きかい、補給線を断たれた大日本帝国は滅亡するだろう・・・・」と。
大予言者・出口王仁三郎は、明治の初め霧深い丹波の国(現在の京都府亀岡市)に生まれおちた。彼は、日露戦争にはじまり、第一次世界大戦、関東大震災、満州事変、太平洋戦争、原子爆弾の投下から敗戦にいたる近代日本の運命を的確に予告し、さらに人類の終末と再生に対する謎めいた黙示を投げかけて、敗戦後まもなくその数奇な生涯を終えた。
出口王仁三郎の予言と警告は、100パーセント的中し、あまりの生々しさゆえに、政府から度かさなる弾圧を受けました。
出口王仁三郎は「おおもと教」の教祖ですが、この超能力のすごさについて、出口京太郎「巨人 出口王仁三郎」(講談社文庫)の中で、今東光氏が「出口王仁三郎師の思い出」として、こんなことを書いています。
佐々木さんが訪ねてくれて、おもしろい話を聞かせてくれた。
――おれの知ってるある新聞記者にな、出口王仁三郎さんの話を聞かせると、鼻であしらっているんだ。そこで、おれは彼を連れてついに王仁三郎さんを訪問したんだ。おれは尊師に正直に言ってやったさ。
「こいつは疑い深い奴で、ぼくに古狐が肩に乗っていたというと嘲笑するんです。このような狐のように疑い深い奴に、どうしたら証しを立てることができましょうか」。
すると王仁さんはにやりと笑って、
「そうか。そうか。この人ばかりでなくて大抵の人は疑い深いもんだよ。ことに現代人は疑い深いのを何か聡明な資格のように思い込んでるようだね。それじゃわしがこの人に、どんなに疑っても疑うことができないようにしてあげるさ」といわれると、
その人に向かって、
「君の持っている財布の中を当ててあげる。君は小銭(こぜに)までわかっているかね」
「さあ。小銭まではわかりません」
「そんなもんだろうね。それじゃいうが、君は十円札1枚、五円札1枚、一円札3枚、
バラ銭を入れて十八円三十八銭だ。さあ、見てみたまえ」
いわれた記者は、皮財布と小銭入れを王仁さんの目の前にぶちまけて勘定すると、正確に十八円三十八銭あった。タバコや新聞を買ったりして釣り銭がバラで持たされると、小銭の端数まではとうていわかるものではないのだ。これで記者は一言もぐうの音(ね)が出なかったそうだ。
「恐れ入りました」と記者が畳に手をつくと、王仁さんはなお笑いながら、
「こんなことは簡単なことさ。こんなこともできない新興宗教の教祖なんどと称する偽者が少なくないが、もし人間に霊力さえあればどんなこともできるんだ、その霊力は仏法で申さば法力だ。キリストの奇跡もまた不思議でもなんでもないんだ。わかったね」
まず、こんなもんだ。 (以上)
この出口王仁三郎のすごさに興味を感じ、当分、師の勉強をしたいと思っています。
ログインしてコメントを確認・投稿する