身近な税金と言えば、所得税・消費税など
温泉に泊まれば、入湯税
ガソリンを買えば、ガソリン税
酒を買えば、酒税
輸入すると、関税を掛けられるものもある。
江戸時代までは、国家の税収は主に年貢だった。
明治政府が、欧米の例に倣い、土地に対して固定資産税を掛けることで、江戸時代と同等の収入を確保して国家運営を行ったのは100年以上昔の話。
しかし、それ以来、国民は国家や地方自治体に様々な税金を取られる。
(そう、政治の一番の仕事は 「税金を取ること」 なのだ。)
取られた税金は、軍備や道路建設、困った人を助ける、などに使われるわけだが、
それでも、「こんなもの必要?」 と疑問符を投げかけるようなものにも税金は投入される。
国民が皆納得のいく使い方をしているならともかく、
税金の多くは、微妙な使われ方に終始していると感じる。
憲法九条で戦争はしない、と言っているのに、軍備って必要なの?
とかは、散々議論されているので、横に置いておくとしても、
「この橋なんのためにあるの?」
「こんな立派な農道必要なの?」
「この空港誰が使うの?」
「堤防があっても津波は防げなかったよね?」
「ダムは無駄?」
「山陰新幹線って本当に必要なの?」
「お役所勤めの人は、お給料も良くて、時間外労働も少なくて良いよね?」
などなど。
全部が全部、間違っているとは思わないが、税金は上がる一方で、生活が楽になったり・暮らしが便利になる、という実感は少ないのが現実だと思う。
例えば、インターネットは劇的に暮らしを便利にしたが、最初は大学や研究機関同士の通信線が作られた。これは税金投入。
しかし、多くの一般の人がサーバーにアクセスするための通信線は、NTTや電力会社、JCOMなどのケーブルテレビといった、民間の会社が作ったもので、その利用料は個人が負担する形になっているから、税金で作られた、という考え方はちょっと違うように感じる。
(無線通信しかり)
日本では、将来的なネットワークの構築は電話線を使って行う、という前提で、大規模な税金投入を行い
「キャプテンシステム」
の開発と、運用に膨大な経費を税金からつぎ込んだ。
はい、キャプテンシステム使ったことのある人?
私はありません。
電車の指定席が自宅から予約出来たり、
帰宅前に自宅のエアコンのスイッチを入れたり、
生活が便利になるよ、
といううたい文句だった。
インターネットがあっという間に世の中に広がったので、
キャプテンシステムは 2002年にひっそりと終了。
勿論、多くの人がその存在すら知らない状態で、開発から運用まで行われた。
悪い例ばかり挙げると気の毒なので、良かった例を挙げるなら、
戦前に計画されていた、
「弾丸列車」
これは、帝都 東京 と 北京を 最高時速200キロで結ぶ高速鉄道。
勿論、当時の技術だから、機関車は蒸気機関車。
最終定期に戦後の特急を引いていた C62 よりもはるかに高性能な機関車を導入して、東京―大阪間は4時間で結ぶ計画。
(4時間というなら、開業当初の東海道新幹線 「ひかり号」 の所要時間と同じです。)
このため、東京―大阪間では用地買収も進んだ。
これで終わったら、単なる税金の無駄遣いだったが、
戦後、その用地を使って東海道新幹線が開業しているのは周知の事実。
もっとも、その後の整備新幹線計画とその実施はほとんど税金の無駄遣いに近い。
並行在来線の凋落が住民の足を奪い、自動車に頼らざるを得ない生活が生まれ、
そして、高齢運転者の事故多発が昨今のニュース。
官僚は、一つの成功例をもとに、100ぐらいの無駄な計画を作って、そして実施していしまう。
そんな 「お仕事」 何だろうか?
近代国家は、この税金システムが行き詰ったところで破たんして、
新しい社会システムが作られるのだろうか?
いや、是非、税金になど頼らない、新しい社会システムの構築は必要。
政治家は、今の政治をするだけでなく、将来的に個々人の負担が劇的に軽減される社会を考えるべきだし、これは、社会学者や思想家にも期待したい仕事。
勿論、IT技術者のお仕事も大事。
お役所の仕事は、 「法律的に許可されるかどうか」 という判定が大半なので、 AI がそうした仕事をこなせるようになれば、ほとんどの役人は必要なくなる。
税金では無くて、神社が拝観料とればよいだけではないの?
---------------------------- -------------------------
■広島の宮島「入島税」を検討 観光客から100円程度
(朝日新聞デジタル - 11月18日 21:33)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4300827
世界遺産の厳島神社がある宮島(広島県廿日市市)の景観保全などのため、同市が、島を訪れる観光客らから「入島税」を徴収する検討に入った。神社周囲の森林なども遺産に指定されている島の環境・観光対策に充てる財源確保が目的で、入島者から1人100円程度を直接徴収する方法と、観光施設などの入場料に上乗せする2案が軸となっている。
国内外から宮島を訪れる人は年々増加し、2012年には400万人を突破。一方で、過疎高齢化もあって廿日市市は財政難に悩んでいる。「入島税」は、国内有数の観光地を訪れる人から税収を確保し、島内の観光案内施設の整備や景観保全などの費用に充てるのが狙いだ。
地元の住民や観光関係者らによる検討委員会が18日、同市長に報告書を提出。本土と瀬戸内海に浮かぶ宮島を結ぶフェリーの桟橋付近にゲートを設けて税を徴収する案と、水族館やロープウェーなど島内施設の料金に上乗せする案が示された。
世界遺産の環境保全などを目的とした利用料や新税は、他の地域でも試行錯誤が続く。静岡・山梨両県は14年から、富士山の登山者から1人千円の「保全協力金」を任意で募っているが、今夏の協力率は半数程度。鹿児島県屋久島町は入島税を一時検討したが、昨年3月に導入を見送った。(高島曜介)
ログインしてコメントを確認・投稿する