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2016年11月11日10:11

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朗らかな笑いを振りまこう



笑いは、ただその人自身を健康に愉快にするばかりではない。快活な人は周囲に幸福と健康とをまいて歩く。明るい朗らかな深切な笑顔を向けられれば、何人も幸福にならずにはいられない。

実際高らかな朗らかな笑いは、自然が与えた最良の強壮剤である。生理作用はたちまち活発に活動をはじめる。血液の循環は順調になり、白血球の喰菌作用は増加し、自然療能はさかんになる。

アブラハム・リンカーンは自分の机の隅に最近出版の笑話の本を置いていて、頭が疲れてきたり、気がふさいできたりすると、それを開いてその1節を読むことにしていたという。上品なユーモア、たくみな頓知、無邪気な馬鹿話、悪気のない哄笑――これらは天が与えた自然の良薬である。

いつも、快活に高らかに笑える人は幸福である。あなたがもし不幸であるならば、そして「こんなに人生が悲しいのになんで自分が笑えるか」と言いたいようであるならば、一室に退いて、まず鏡を見て笑え。鏡に映った表情を見て、自分がまだ幸福の要素を多分にもっていることを強く心に印象せよ。そして重ねて笑え。声を立てて笑え。

ウイリャム・ジェイムズ教授も言ったように、表情は心の表れであると同時に、心は逆に表情で支配されるのである。悲しい時ほど笑わねばならぬ。笑いぬくとき悲しさは征服される。

なぜあなたは悲しいか。もし人が自分に対して薄情であるがゆえに悲しいのであるならば、自分自身に何か近寄り難い冷たいものがあったためだと知らねばならぬ。そしてその暗い冷たい近寄り難いある物は、どうしたら追い出せるか。その唯一の駆除薬は朗らかな高笑いであることを知らねばならないのだ。

同じ道理で快活な、会って気持のよい性質はその人の社会的地位にも影響する。有能な才人でしかも随分勉強家でありながら、一生成功しえないような人はクソ真面目な、四角四面な、笑いを少しも解しないような人が多い。

人は必ずしも仕事だけをする機械ではないのである。人にはなんとなきその人特有の空気(雰囲気)が付随している。その空気が別の仕事をする。その空気が一緒に働く人たち全体の空気を活き活きとさすことができれば、それはすでに大いなる仕事である。

自分だけの仕事がいくら上手に運んでも、その人につきまとう空気のなんとなく冷たい暗い陰鬱な人は、大いに笑いを稽古することによって、その陰鬱を払い去れ。心に従って運命は転換してくる。心のわだかまりがとれるに従ってその人の健康はよくなる。境遇も良化してくる。周囲の人がおのずから善くしてくれるからである。


・・・・「生命の実相」第7巻より。

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