ラルフ・ウォルド・トライン著「In Tune with the infinite」の吉田利子氏による翻訳書「人生の扉をひらく『万能の鍵』」(サンマーク出版)に、次のような不思議なことを書いています。
少し前、ある女性が友人に深刻なリューマチについて話した。
友人はその女性と妹の仲があまりよくないのを知っていた。そこで体の不具合についていろいろ訴える女性の言葉に注意深く耳を傾けていた友人は、まっすぐに彼女の顔を見て、優しい、だが断固たる口調でいった。
「妹さんを許してあげなさい」
女性はびっくりして友人を見て、
「妹を許すことはできません」と答えた。
「そう」と友人は言った。
「それなら関節のこわばりやリューマチの症状はよくならないだろうね」。
数週間後、友人はまたその女性に会った。彼女は軽い足取りで近づいてきて言った。
「あなたのアドバイスに従いました。妹と会って、許したのです。わたしたちはまた仲のよい姉妹になりました。どうしてかわからないのですが、仲直りして日から身体の不調がどんどんと軽くなって、いまでは忘れてしまうほどよくなっています。それに、妹とすっかり仲良しになったので、いまでは一日も離れては過ごせないほどなんですよ」
・・・・・以上。
この事例について、同じくトライン著「In Tune with the infinite」を翻訳された谷口雅春氏は次のように解説しています。
皆さんはこの実話を聞いて非常に興味深く感じられることだと思います。また常に病気に悩む人たちにとっては必ず心当たりがあると思います。心許せずその人を憎むときは、その人はわれとわが心で堰をして、大生命からの生かす力を受けることができなくなるのです。だから、わたしはこのページを読まれたのを機会に、あなたのすべての隣人を許すことをお勧めします。
ある人は非常に感じやすい子供をもっておられて、家庭になにか争いごとがあると、必ずその子供が原因不明の病気に襲われて倒れるのでした。
わたしはその方に会って、日常の精神波動の不思議な影響を話したところ、今では医者と薬でも治らず長年悩ましていた病気が、薬を廃して、ただ親の心の持ち方が変わっただけで、すっかり治ってしまったのでした。
日常のわれわれの心の持ち方は、ひとり自分のみならず、自分の家族の健康と運命にも非常に関係があるのです。
その上、精神波動が無辺の空間に放送されるものであるということを知るとき、もし、われわれが人を怒れば、自分の精神波動で(その人の精神力の相違で程度の差こそあれ)相手の人を暗殺しつつあることになるのです。このことを知っていただきたいのです。
「女を見て色情を起こすものはすでに姦淫せるなり」とか、
「七たびを七十倍たび許せ」といったイエスは、精神波動が現実的力であることを知っていたに違いないのです。・・・・・(以上)。
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