mixiユーザー(id:5089039)

2016年10月06日20:30

232 view

トライン「心と肉体の関係」



R・W・トライン著「In Tune with the Infinite」(原題「無限能力者と調子をあわせる」)は1897年に出版され、世界20数カ国で翻訳・400万部を売り上げ、100年を超えた今なお読みつがれている超ロング・ベストセラーで、自動車王ヘンリー・フォードは「自分の成功はこの本のお蔭である」と語ったそうです。

このトラインのこの書は吉田利子氏訳)「人生の扉を拓く万能の鍵」(サンマーク出版)と谷口雅春氏の訳「幸福はあなたの心で」(日本教文社)が翻訳されて発行されています。

私は内容があまりにもすごいので、時にふれ2冊の本(吉田利子氏訳と谷口雅春氏の訳)でトラインを理解するために、繰り返し、繰り返し読んでいます。


今回は「心と肉体の関係」をテーマに、この2冊よりトラインの原書の同じ部分を転載します。

<吉田利子訳>・・・・破壊的な感情は容器を生み出す

不安や心配は身体のチャンネルを閉ざす。だから生命力の流れが遅くなり、滞る。希望と安らぎは身体のチャンネルを開く。だから生命力が生き生きと流れ、病気はめったに近寄れないのだ。

・・・・中略・・・・

著名な科学者によって何度も行われた次のような実験がある。数人を暑い部屋に入れておく。それぞれの人はしばらくのあいだ、特定の激しい感情に支配される。一人は激しい怒りに、別の人は別の感情に、というぐあいに。実験者がそれぞれから汗を採取し慎重に科学的な分析をすると、どんな感情に支配されていたかがわかる。唾液の分析でも事実上同じ結果が出ている。

すぐれた医学部で教育を受け、身体をつくっている力とこれを破壊する力について深く研究をしてきたある有名なアメリカ人がこういっている。

「心は本来、身体の保護者だ・・・・すべての考えは自らを再生産する傾向がある。ぞっとするような病気や感覚やあらゆる悪を思い描いていると、魂に腫瘍や病巣ができ、それが身体にも再生産される。怒りは唾液の科学的な組成を身体に有害なものに変化させる。急激的な暴力的な感情は数時間以内に心臓を衰弱させるだけでなく、死や狂気の原因になる。

科学者、強い罪悪感をもっている人の冷や汗とふつうの人の汗には科学的な違いがあること、犯罪者の汗を化学的に分析すると心の状態がわかることを発見している。この場合、汗にセレン酸を加えるとはっきりしたピンク色になる。恐怖で死ぬ人々がたくさんいること、その一方で勇気は偉大な活力のもとであることもよく知られている。

母親の怒りは授乳中の子どもに害を与えるかもしれない。優秀な調教師のリアリーは、怒りの言葉をぶつけると、ウマの鼓動が1分に10回も速くなることがあるといった。動物でもそうなら、人間とくに子どもにどんな影響があるか、推して知るべしではないか? 強烈な感情のために嘔吐することも多い。激しい怒りや恐怖は黄疸を起こすことがある。震えるほどの激しい怒りは、脳卒中と死をもたらす。実際、たった一夜の激しい苦悩が生命にかかわったことも一度や二度ではない。悲しみ、長期の嫉妬、絶え間ない心配やつらい不安は、ときに狂気につながる。病んだ考えや暗い気分は自然に病的な雰囲気を生み出し、心の瘴気(しようき)から犯罪が生まれてはびこる」

こうしたことから、いまでは科学的につきとめられた偉大な事実がわかる。さまざまな精神的状態、感情、激情は独特なさまざまの影響を身体に及ぼし、その影響が拡大するのをほうっておくと、さまざまな病気が生じて、それがいつかは慢性になるということである。



<谷口雅春訳>・・・・心が肉体に及ぼす力

恐怖や心配は、肉体の通路を閉塞する原因となるのである。それだから、大生命の流れが、とうとうと流れ入らないで、徐々に停滞した状態で補給されるにすぎないから、健康が阻害されるのである。これに反して希望に燃える感情や、平静な心の状態は、肉体のチャンネルを開いて、大生命がとうとうとして流れ入り、そこに病気が足場をつくることをさせないのである。

・・・・中略・・・・

次のような実験が有名な科学者によって行われたことがある。部屋の温度を非常に高めておいて数名の人をその部屋に同時に入れたのであるが、その部屋に入る直前に、ある人は憤怒の感情に、ある人は悲しみの感情に、・・・・等々いろいろの感情興奮を起こさせておいたのである。そして実験係の医師はこれらの人たちが高温の部屋に入ってから催した発汗物の成分を分析検査するために、各人から各々汗を一滴ずつ採取した。そしてその汗の成分の分析検出の結果、この人は怒っていた、この人は悲しんでいた等々・・・・を言い当てることが出来たのである。また唾液の成分を化学分析すると、実際に、その汗の成分から検出されたと同様の結果が得られたのである。

米国最大の医科大学の出身で、現在有名なアメリカの著述家の一人になっている人だが、その人は肉体をつくる力を研究した結果、次のように述べている――

「心というものは、自然に与えた“肉体の保護者”である。・・・・すべて心に想うことは、その想念の姿を肉体に再現する傾向があるのである。病気の症状を物凄く心に描いたり、不倫の感情その他あらゆる不徳の感情は魂に病的しこりを生じ、その魂のしこりが肉体に再現して瘰癧(るいれき)やらい病ともなるのである。憤怒の感情は唾液の化学的成分を変化して、生体に有害なる毒素とならしめるのである。突如として猛烈な感情興奮を起こすときは数時間のうちに心臓を衰弱せしめるばかりでなく、ついに死を招くことや精神錯乱を惹き起こすということは周知の事実である。
多くの科学者の発見したところによれば、強烈な罪悪感から来たところの冷汗の成分は普通の発汗の成分とは異質であり、時としては、汗の成分を分析することによって、犯罪容疑者の心の状態を決定することができる――その汗をセレン酸に接触せしめると、あざやかなピンク色を呈するというのである。恐怖によって気死したというような実例は多くの人の知るところである。これに反して、勇気は肉体を健康にする賦活剤である。

「母親が憤怒の感情を起こすとき、その母乳によって育てられている子供を中毒せしめる。馬を馴らす天才だとして有名な騎手の語るところによれば、騎手が叱咤するとき、時には馬の脈拍が1分間に10回も増加することがある。獣類ですらこのように𠮟咤の精神的影響を肉体に及ぼすことがあるならば、人間に、とくに幼い子供に、叱咤の声がどんな影響を与えるかは言わずと知れたことである。

強烈な感情はしばしば嘔吐を催さしめ、極度の憤怒または驚愕の感情は黄疸を発病せしめることがある。憤りによる激しい闘争精神は脳卒中を起こして死に到らしめる。まことに一夜の精神的苦悩によって、命を縮めるごとき例は多々あるのである。悲しみや、長期にわたる嫉妬の感情や、常に蝕むようについていて離れない不安と憂鬱の感情は時として精神異常を惹き起こすのである。

暗い想念および不調和な気分は、病気につきまとう自然の雰囲気であり、犯罪は邪気に満ちた雰囲気の中で増大し、且つ栄えるのである」

以上のような引用文から、私たちは、諸種の精神状態、喜悲の感情、憤りの爆発などは、それぞれ肉体に種々なる特殊の影響を与え、それらの感情を持続するとき、それが逐次肉体に特殊の病的形態を惹起し、やがてそれが慢性病となって持続するのである。



4 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年10月>
日 月 火 水 木 金 土
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031