石川佐智子さん「世界に誇る 日本の道徳力」(コスモトゥーワン)に、二宮尊徳90の名言があります。その中の文章を参考にしました。
人はもちろん、鳥獣、虫魚、草木にいたるまで、およそ天地間に生々するものは、みんな天の分身といえる。
ぼうふらでも、かげろうでも、草木でも、天地の造花の力を借りずに、人力で生育させることはできないからだ。
人は万物の霊長といって、鳥獣、虫魚、草木を勝手に支配しているが、しかし本来は、人と鳥獣と草木と、何の区別があろう。地みんな天の分身なのだから、仏教では悉皆成仏(しっかいじょうぶつ)と説いている。わが国は神国だから悉皆成神というべきだ。
それなのに世人が、生きているときは人で、死んで仏になると思っているのはまちがいだ。生きて仏であるからこそ、死んで仏なのだろう。
生きてさばの魚が、死んでかつおになる道理はない。林にあるときは松で、切ったら杉になるという木はない。
だから生前から仏であって、死んで仏になり、生前から神であって、死んで神なのだ。
この道理は明白ではないか。
神といい、仏といい、名は異なっているが、実質は同じだ。国が異なるから名が異なるだけだ。
世の中は草木もともに神にこそ 死して命のありかをぞしれ
世の中は草木もともに生き如来 死して命のありかをぞしれ
・・・・二宮翁夜話より
本来は人と鳥獣、草木と何の区別があろう。みんな天の分身だという尊徳は、現在の環境汚染、自然破壊をどう見ているでしょうか。
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