佐藤芳直「船井幸雄がこの世に遺してくれた魔法の言葉」より。
私は誰に対しても、「あの世の存在も、輪廻転生も、直感的に信じています」と確信をもって答えています。船井先生の推奨されてきた幾多の本、何よりも船井先生ご自身からいただいた体系的説明は、その確信を増強してくれました。
永遠の魂・・・・そこに人生観の救済を感じるのは、私だけではないと思います。
「報われない人生だったと思うような人もいるよな。でも、来世その次の世と考えれば、人生は平等なんだよ」
人生の運不運を話題にしたとき、船井先生が呟かれた一言は、スッと心に染み入るものでした。
報われない人生などない。もちろん、きっと来世は素晴らしい人生ですよと言われても、虚しい繰り言だと思う人も多いでしょう。しかし、人間の一つの使命を、“生成発展”だととらえ、繰り返しの生のなかで追及するのだと考えれば、そこに勇気を抱く人もいるに違いないと思えるのです。
いまを生きるなかで胸に対する後悔や慚愧の念も、次の世への学びだと考えられれば、「人生に無駄なことなどない」という意味を胸に納められるはずです。
この人生が大いなる魂の生成発展のための学びだと考えることは、正しい生き方を心にとめる引力だと思います。
「輪廻転生の思想が、どれだけ人生観や死生観の救済となるか、生きるという意味を深く考えさせてくれるか、計り知れないのではないでしょうか」
こんな言葉で語ってきましたが、その思いはより強くなっています。量子論から考えたり、、多くの証言から学ぶ以上に、人として基盤となる思想を船井先生は説いてくれたのだと考えます。
人間にとって万人共通の絶対的審理は、必ず死ぬという一点です。とすれば、「どのように死ぬのか?」を考えることが、人として大切な命題だと思います。
若い人たちに繰り返し伝えているのですが、人間にとって唯一残るものはどのように生きたかという事実です。つまり、生きざまだけが真実なのです。
生きているというこの刹那は、虚なのかもしれません。
「何を残して死にたいのか?」
この自らへの問いかけが、どのように生きるべきかを教えていると思います。
「死にたいか」などと問いかけられると、言葉に詰まってしまう人もいるかもしれません。
「何を今生の証として旅立ちたいのか?」
ということです。その一点を深く考えると、生き方の座標軸がきっとみえてくるはずです。
古今、富は来世にもっていけるはずもないと語り継がれてきました。次の世へもっていけるものなど、一つもないのです。
富を築いた人生に意味はない?
そんなことはありません。富を築いた、その背景、理由こそが来世へのパスポートなのです。
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