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2016年08月12日11:48

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フィンドホーンへのいざない(寺山心一翁)


フィンドホーンについて書かれている本についてネットで紹介していました。
http://blog.goo.ne.jp/nbrisi/m/201005

『フィンドホーンへのいざない―誰もが癒される不思議な場所がある』寺山心一翁、(サンマーク出版)

読み始めるやいなや、フィンドホーンの世界に魅せられたかのように夢中になっ た。アイリーン・キャディの本は読んだことがあるが、『フィンドホーンの魔法』 など、フィンドホーンそのものについて詳しく書かれた本はまだ読んでいなかった。 先日、著者の寺山氏にお会いし、そのエネルギッシュで生き生きとした姿に感銘を 受けたこともあり、ぜひ読みたいと思った。

フィンドホーンはイギリスのスコットランド北部の村。1962年、ピーター・キャ ディとその妻アイリーン、そして友人のドロシー・マクリーンが、フィンドホーン村の外れ、海に面した荒地に一台のキャラバンカーとともに移り住んだ。その地でア イリーンは、「神」からのガイダンスを受け取り、ドロシーが自然の精霊と対話し、ピーターがそれを実行に移すことで、次々と信じられないことが起こり始めた。そこに彼らは自分たちの食料を作るために菜園を作る。ドロシーの聞く精霊たちの声に従って野菜をつくり始めると、味もよく生き生きとした野菜が育ち、荒涼としたハリエニシダしか咲かない砂地に18キロのキャベツや、27キロのブロッコリーが取れるようになった。その噂は広がり、農業の専門家も訪れて、そこに土壌学的には不可能なはずの奇跡が起こっていることを確認する。この巨大な野菜の収穫は数年で終わったが、フィンドホーンは有名になり、多くの人々が訪れ、やがてコミ ュニティーが作られるようになる。

寺山氏のこの本では、現在におけるフィンドホーンの姿が興味深く語られる。この地、このコミュニティーが持つ癒しの力。様々な国籍、文化、宗教の人々が訪れては去るコミュニティーの開かれた性格。そこでどのような活動が行われ、それがどのように人々を癒し、どのようにその人生を変えていくのか。エコビレッジなどの建設によりどのように環境問題に取り組んでいるか等々。日本人の体験者たちが、フィンドホーンでどのように変っていったが、実名によって語られることで、さらにその具体的な姿が伝わる。

ぜひ、フィンドホーンを訪れてみたい、そう思わせるような本だ。なぜ、そう感じるのか。おそらくきわめて霊的な波動の高いその地で、きわめて開かれた形で、そこに集う様々な人たちによって、様々な形で、本物の霊的な探求が行われ、全体が霊的な成長に向かっている場所、それがフィンドホーンだからだ。その強い霊的なエネルギーが、本から伝わってくるような気がするのだ。

特定の瞑想や、特定のセラピー、あるいはいくつかの瞑想やセラピーを組み合わせて提供するところは、多いであろう。しかし、宗教や民族を超えて「内なる神」を探求する人々が、自然との調和を求めながら共同生活をし、ダンスや歌、フラワーエッセンスなど、様々な分野でそれぞれの才能を生かしながら、癒しと成長を分かち合う、世界各地からの多くの訪問者が、短い滞在期間のうちにも人生が大きく変化するような深い精神的な体験をする、そういう共同体はまれなのではないか。

もちろんそこにはきれいごとばかりがある分けではないだろう。寺山氏は、フィンドホーンがこれまでに何度も運営上の危機に見舞われたことを報告している。 96年に経営コンサルタント会社がフィンドホーンを調査したところ、メンバーの多くが精神的に行き詰って、仕事に愛や喜びを感じていないという深刻な状態にあることが分かったという。そこで、新しいマネージメント・チームが結成されて、大きな改革に乗り出したという。 おそらくその内部に乗り越えるべき様々な問題があるにせよ、その地に噴出しているエネルギーは、それらを飲み込み浄化して前進していくだけの力をもっているように感じる。しかもそれは、特定の宗教や伝統や民族に限定されない、純粋でかつ強い放射力をもつエネルギーだ。 それこそ、フィンドホーンに強くいざなわれるような思いにさせる本だった


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