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2016年06月17日17:28

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いのうげんてん氏解説「『神との対話』とは?」


 入門編 よくわかる『神との対話』では、『神との対話』のまとめを、対話調で分かりやすく書いてみました。

 神のこととなると、話が堅苦しくなってしまいがちですが、なるべく軟らかい文章で表現できたらと思っています。

「みんな、ぼくの神さまを見においで」

 著者のニールさんがそう言っています。

 さらに『神との対話』の中では、「神はユーモアの神だ」といっています。

 神がユーモアの神であるなら、私が神のことばを軟らかい文章で書いても、叱られませんよね。そんな気持ちで、神のことばを紹介したいと思います。

 話は、高校生の〈しょう子〉の質問に、いのうげんてん〈A〉が答えるという対話形式で進めていきます。

  原著の引用文は太い茶色の字で、《神との対話1- P22》(巻-ページ)と表記します。
 原著での対話は、神:、ニール: のように発言者を文頭に付記して表します。
 
ではさっそく始めます。



しょう子:いのうさん、『神との対話』って何なの?

A:ニール・ドナルド・ウォルシュというアメリカ人(男性)が書いた本だよ。原著は英文で1994年にアメリカで出版され、国際的なベストセラーになっている。日本語訳は1997年に出ているんだ。

しょう子:日本でも。

A:100万部は売れたそうだよ。

しょう子:そんなに!日本人って、宗教に関心がないと思ってた。

A:2008年にNHKが宗教の意識調査をしてるんだ。霊魂やあの世といった“宗教的なもの”は、若い人ほど信じている人が多い(半数くらい)という結果が出たんだ。

しょう子:へえー、日本人ってそうなんだ。

A:既成の宗教ではないよ。“宗教的なもの”にだよ。

しょう子:ところでニールさんは牧師さんなの?

A:いや。若い頃は神父になることが夢だったようだが、それはかなわず、新聞記者やラジオのディスクジョッキ−、政治運動員、宗教活動家など、いろんな仕事をしている。

 彼は、新興宗教の教祖にありがちな狂信的な人間ではなくて、とても好感を持てるよ。

しょう子:神父でないのにどうして神について書いたの?

A:ニールは、1992年ころ、仕事も、私生活もうまくいかず、人生に行き詰まっていたんだ。ついに不満が爆発して、ある日の早朝に目覚めると、その不満をノートにぶちまけたんだ。

しょう子:ノートに?

A:そう。これが彼の日頃からの習慣だったんだ。誰でも、日記などにその思いを書いたりして、心の安らぎを得ようとするだろ。

 書き終えてしばらくすると、ニールの手が不思議な力に縛られ、自動的に文章を書き始めたんだ。

しょう子:自動的に書くって?

A:この現象は、スピリチュアリズム(心霊科学)で「自動書記」といわれるものだ。本人の意志と関係なく手が動いて、文章を書くんだ。「まるで口述筆記をしているようだった」と、ニールは言っている。

しょう子:それが神との対話ということ?

A:そう。これをきっかけにして、『神との対話』が始まったんだ。

 対話が始まったときの様子が、原著には次のように、生々しく書いてあるよ。


《神との対話1-P12》
 1992年の春――復活祭のころだったと記憶しているが――驚くべきことが起こった。神がわたしに語りはじめたのだ。わたしを通じて神は語った。

説明しよう。

そのころわたしは、私生活でも仕事の面でも、苦しんでおり、不幸で、どちらを向いても自分の人生は失敗だと感じていた。以前から何か考えると手紙を書く癖があったので(ふつうは、書くだけで投函はしなかった)、気持ちを吐き出してしまおうと、いつものように黄色い便箋をとり出した。

このときは、自分を苦しめている相手ではなく、もっと奥にある根源に直接、思いをぶつけたかった。

人間を苦しめている根源、最も偉大な相手だ。わたしは神に宛てて手紙を書こうと考えた。

悪意のある激しい、混乱と歪曲と罵倒に満ちた手紙になった。それに怒りをこめた問いのかずかずが並んだ。

どうして、わたしの人生はうまくいかないのか。うまくいくためには、何が必要なのか。どうして、わたしは幸福な人間関係を結べないのか。どうして、いつまでたっても金に困りつづけていなければならないのか。そして最後に――これがいちばん大きな質問だったが――こんなに、もがきつづけていなければならないなんて、わたしがいったい何をしたというのか。


驚いたことに、回答のない苦々しい質問を書き終えてペンを放り出そうとしたとき、わたしの手は見えない力で押さえられているように、紙にのったままだった。ふいに、ペンが勝手に動きはじめた。

何を書こうとしているのか、予想もつかなかったが、わたしはともかく手が動くのにまかせた。すると……。

神:あなたはほんとうに、すべての質問の答えを知りたいのか、それとも八つ当たりをしてみただけなのか?


 わたしは目をしばたたいた……突然、返事が浮かんだ。わたしはその返事を書き記した――。

ニール:両方です。たしかに八つ当たりした面もあるが、答えがあるものなら、もちろん、「絶対に」(地獄のように確実に:sure as hell)知りたい!

神:あなたは「絶対に」(地獄のように砲実に:sure as hell)と……よく言うね。だが、「天国のように確実に:sure as Heaven」と言うほうが良くはないかな?

 わたしは書いた――。

ニール:それは、どういう意味なのですか?

 こうして、気づいたときには、対話が始まっていた……わたしは書くというよりも、口述筆記をしているようなものだった。

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