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2016年06月08日09:09

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魂が見ているもの


ゲーリー・ズーカフ「魂をめぐる物語」(サンマーク出版)からです。

魂が見ているもの
昔々、あるところに、マイケルという名の微生物がいました。彼には友だちがたくさんいました。親しい友だちもいれば、あまり親しくない友だちもいましたが、とにかく全員が微生物でした。

彼らはある大木の皮の中で暮らしていました。もっとも、彼らのなかで、そのことを知っている者はいませんでした。彼らが知っていた世界は、文字どおり「微生物の世界」であり、それは、彼らが生活を通じて、彼らなりに知覚していただけのもので構成されていました。微生物たちは、樹皮の最小の一片よりもずっと小さな体をしています。そのために、木はもちろんのこと樹皮というものがどんなものであるかさえ想像だにできないのです。

微生物たちにとって、生きているということは奇跡的な神秘です。それがどのようにして始まり、どのようにして終わるのかは誰にもわかりません。今日はここにいる微生物が、明日にはもういなくなっている、といったことが頻繁に起こっています。彼らの誰もが、これに関する何らかのアイデアをもっています。でも、確かなことは誰も知りません。

微生物たちの世界から一歩外に出ると、別のある世界が見えてきます。その世界は「虫の世界」と呼ばれています。そこに住んでいる虫の一匹は名前をペニーといいます。ペニーは樹皮の上で暮らしています。先ほどのマイケルは、時々、ペニーの上で暮らしたりもしています。ただし、ペニーはマイケルのことを知りませんし、マイケルもペニーのことを知りません。でも、彼らはどちらも、同じ木に住んでいます。

その木はテリーといいます。テリーは、あなたや私に比べると巨大です。虫や微生物と比べれば、もっと巨大でさえあります。彼女は何千枚もの葉っぱと、何百本もの枝、そして枝分かれした何十本もの根を持っています。枝や根のなかには小さな木ほどに大きいものもあります。それらの全てが、ペニーのような虫たちとマイケルのような微生物たちに住処(すみか)を提供しています。

テリーはある森の一部です。その森には名前がありません。しかし便宜的に、フランクと呼ぶことにしましょう。フランクというからには男性です。彼は何百万本の樹木と若木に加えて、無数の藪や草花、さらには動物や鳥たちを住まわせています。そして、それらのすべてが、マイケルのような微生物と、ペニーのような虫たちを住まわせています。この観点からすれば、森は、その住んでいる何と比べても、圧倒的に巨大であるということがいえます。でも、それはたんなる始まりにすぎません。

フランクは、無数に存在する森のひとつです。そしてあらゆる森が、より大きな、ある絵の一部です。そのより大きな絵は、無数の森以外にもさまざまなものが含まれています。その中には、いくつもの海があります。いくつもの砂漠があります。いくつもの山、いくつもの草原があります。そして、それらのすべてがまた、微生物たちを住まわせています。微生物や虫は海の中にも住んでいます。この絵の中には、ほかにもさまざまなものが含まれています。

私たち誰もが、この絵については知っています。これは地球です。先住民たちは「母なる地球」と呼んでいます。そして彼らは、私たちを含めたこの地球上に存在するあらゆるものを「彼女の子どもたち」として見ています。これは誰もが好きな美しい絵です。でも、もっと大きな絵が存在します。

母なる地球には、たくさんの友達がいます。
ほかにも惑星はたくさんあります。星々も、月も、たくさん存在しています。どれもがペニーやマイケルにとっては想像だにできないものです。彼らは、木に関してさえ、ほとんど何も知りません。しかし、それでもなお、彼らはこの絵の一部です。そしてこの絵は、大きくなるのをやめることがありません。

太陽のような星や、地球のような惑星が無数に集まって、銀河を形成しています。銀河は、無数の星々と惑星群からなる家族のようなものです。私たちの銀河をかりにゲイルと呼ぶことにしましょう。

あなたはゲイルをとても大きいと考えるかもしれません。でも彼女の観点からすれば、彼女は、たくさんいる女の子のなかの1人にすぎません。彼女の周囲を見渡すと、そこには無数の銀河が横たわっています。ゲイルの目には、私たちが見る夜空の星と同じくらいの数の銀河が映っているのです。

今や、私たちはかなり大きな絵に焦点を合わせています。これは、マイケルとベニーの観点はもとより、私たちの観点からしても、ほんとうに大きな絵です。

小さな絵と大きな絵
ここまで私たちは絵を拡大しつづけてきましたが、その気になりさえすれば、逆方向に進むこともできます。つまり、絵を縮小する方向にです。

マイケルは、彼自身知らないでいますが、メアリーのような分子が集まってできています。メアリーは、エイミーのような原子が集まってできています。エイミーは、サラやサムのような亜原子が集まってできています。

この絵はさらに、いくらでも小さくなることができますが、すでにあなたは、私が何を言おうとしているのかを理解していることでしょう。この絵は、ものすごく大きくもなれば、ものすごく小さくもなります。しかし、どんな大きさであるときにも、つねに同じ絵の一部なのです。

ポイントはこれです。絵のあらゆる部分が、それぞれに、それ自身以外のどんな部分をも必要としているのです。たとえば山は、たとえ何百万年も生きつづけていようと、短命な微生物なしには生きられません。無数の恒星と惑星からなる銀河も、原子や分子なくしては存在できません。すべての部分がそれぞれに、ほかのどの部分が欠けても生きていけないのです。

あなたも、同じ絵の一部です。もしかしたらあなたは、あなたが欠けたとしても、この絵は存続すると考えるかもしれません。この絵はあなたが生まれる前から存在していたし、あなたが死んだあとも存在し続けるから、という理由です。それは、ある意味で真実です。でも、それはなおも、あなたなしでは存続しえないのです。この絵は、その中にある何が欠けても、存続しえません。

もしあなたが、自分を自分の地球用の衣服としてしか見ていないとしたら、あなたが死んだらあなたはいなくなり、あなたなしでも、この絵は存続できるように見えるかもしれません。でも、自分を魂として見さえすれば、それが誤りであることはすぐにわかります。

あなたはつねに、絵の一部でありつづけます。これまでもそうでしたし、これからもずっとそうです。そして、あなたはつねに、絵のなかのあらゆるものを必要としており、絵の中のあらゆるものが、つねにあなたを必要としています。
これを知ることが愛です。

もし、あなた自身、マイケル、ペニー、フランク、母なる地球、ゲイル、および、そのほかのあるゆるものを、見える見えないにかかわらず、同じ絵の一部として認識したならば、そのときから、あなたの人生は愛とともに光り輝くことになります。

あらゆるものが、あなたの親友になります。あらゆるものが、あなたにとって、とても大切なものになります。木々が大切になります。虫たちが、海が、人々が大切になります。すべてが、あなたといっしょに、同じ絵の中にいるのです。あなたを含む、あらゆるものが、その絵の重要な一部です。

これが、あなたが自分の魂と同じ観点から見たときに、見えるものです。あなたの地球用の衣服は、小さな絵しか見えませんが、あなたの魂は、つねに大きな絵を見ています。あなたの魂は、ほかの人たちを見ているときにも、どこで何を見ているときにも、つねに大きな絵を見ているのです。

いまや、ますます多くの人たちが、大きな絵を見始めています。多感覚的知覚を用いてです。いまや、ますます多くの人たちが、調和、協調、分かち合い、そして生命に対する畏敬の念を、それらを選択することが困難なときにさえ、選択しつつあります。それらを選択することは、真のパワーの創造を選択することです。

最終的に、私たちすべてが、真のパワーの創造を選択することになるでしょう。
この状況は、ほんとうに、とても新しいものです。
これ以前には一度も発生したことのない、ある重要なことの始まりです。


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