ニール・ドナルド・ウォルシュ「10代のための神との対話」より。
――失敗を愛するなんて、できるの !?
簡単さ! 「ごほうび」があるって知っていればね!
子どもはみんな(ほんとうは、人間はみんな)、「失敗」のたびに「ごほうび」がある。起こったことから学べるというごほうびだ。
――まあ、ずいぶんありがたいごほうびだこと!
まあ、そう早まらないで。これは大事なことなんだ。あなたが失敗から学ぶことは、信じられないほどの利益をもたらすのだよ。
科学者たちは、このことを理解している。だから、失敗をとても喜ぶんだ。成功しなかった実験が、彼らをいい方向へ導いてくれる。
人生でも同じだ。あなたのすべての行動と決断へのごほうびは、とてつもなく大きい。
あなたがこのような考え方をもてば、「失敗」がふえるたびに、心からほんとうにありがたいと思うようになる。
人生のなかでの「大失敗」が、あとになって、じつは大きな恵みだったと気づかないまま、人生を終わる人はいない。
あなただって、きっといつかわかるはずだ。結局は、「失敗」なんてものはないってことをね。
――ふうん、おもしろい見方ではあるわね。
その見方が、あなたの人生を変える。「失敗」なんてものは存在しない。それはさっき話した誤解、幻想にすぎない。「失敗」など不可能なのだ。「失敗」というのは、たんに一つの見方を表しているにすぎない。
もし、あなたが、「失敗」はいきたい場所へとつながる道の一歩だとわかれば、もはや「失敗」とも思わないだろう。
あなたがたが「失敗」と呼ぶもの、それは「進歩」だ。だから、それは完璧だ。あなたは心から感謝し、お祝いしたくなるかもしれない。
世界有数の成功を収める大企業では、社長や重役が、社員の「失敗」をほめ称え、ときにはお祝いのパーティをしたり、ボーナスを出したりするくらいだ。彼らの言い分はこうだ。
「さあ、これで、われわれの“したくないこと”がわかり、“どうしたいか”がはっきりした。これはわれわれに成功を保証してくれる、大きな前進の一歩だ!」。
よい管理者は、このような方針が、決断やリスクを恐れず、新しい分野を開拓、拡張し、いちばん大きな利益を生み出してくれる社員を育てることになり、ひいてはそれが会社の多大なプラスになることを理解している。「失敗」が「進歩」であることを、完全に理解しているのだ。
よい親は、同じことを理解している。
これを覚えておくといい。すべての失敗は、進歩につながる。
幼いとき、「失敗」をするたびにほめられた子ども――抱っこされ、キスされるご褒美をもらった子どもは、「失敗」を愛するようになる。そうして大人になって、人生を愛するようになるんだ。
彼らは何ごとも恐れない。自信をもって、ギリギリのところまでいって、人生に果敢にチャレンジしていく。人生で向き合う課題を、自分のすばらしさを知るためのチャンスに変えながら。
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