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2016年05月28日07:46

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老子「威張って上に上がるのをよしなさい」

境野勝悟氏「老子・荘子の言葉」(三笠書房)より。

大いなる者は、
宜しく下ることを為すべし
・・・・老子61章
強大なるものは、いばりくさって、人の上へ上へ上がろうとしてはならない。自分がいちばんになろうとするのは、とんでもない誤りである。強大なものほど、下へ下へと降りていくという態度が必要である。川の流れのように、下へ下へと流れていけば、川の幅は、どんどん広く、どんどん大きくなっていくものである。

老子は、「弱くなること」を主張するが、なにがなんでも、ただ弱ければいいというわけではない。老子の理想は。「強いもの」が、謙虚になって「弱いもの」の立場を守ることにあったのである。そういう生き方が自然にできている人を「道の人」といった。


恨みに報ゆるに
徳を以てす。
・・・・老子63章
人に裏切られると、情けなくなって、怨めしくなる。が、それを寛容な心で受け入れて、「ああ、いいことを教えてもらった」と感謝する徳の心をもっていればよい。
どんな不幸なことにも、感謝をすれば、その中に思わぬ幸福の輝きが見える。 


(以上)




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