【 読み下し】
子、四を絶つ。意なく、必なく、固なく、我なし。
孔子は四つの執着を断ち切って、あの円満な性格をつくり上げて行ったのである。四つの執着とは、一に私心、 二に必遂(ひっつい)、 三に頑固、 四に我執がそれである。
これは門人が孔子の態度を見て述べたものです。人間、「意、必、固、我」どれ一つとっても、それから免れることは容易でないし、陥りやすいのが人間と思います。そして、こうした傾向が人との争いのもととなりやすいのです。
孔子は、この四つの欠点がなかったというのです。 つまり、こうした4つの絶ちによって、ゆったりとした落ち着いた気持ちになれ、そこにゆとりが生じ、周りが見えて先の見通しが出てくるのだといっているのです。
私には、この「意必固我」という言葉のイメージが中々つかめなかったので、いろいろの書から、その言葉の意味を集めてみました。
「意」とは
★憶測することで、先方がまだその意志を表明しない前に、こちらから気をまわして先方の考えを推し測ることです。
★無理やりに意地を通そうとすること。
★意なくというのは、自分勝手に考えることをしないということ。
★自分の料簡で物事をおしはかること。
★意地にならぬ。
★勝手な心を持たない。
★主観的な恣意。
★意:主観だけで憶測する。
★私心、独断。
★自分一人の考え私心(思い込みはいけません)。
★主觀臆斷,
「必」とは、
★事をなすのに必ずやり通すという無理押しを決めることです。
★全てのことを決めたとおりにしようと無理をすること。
★「必なく」は、どうしてもこうしなければというような無理やりに何かをしようとしないということ。
★ぜひこうあらねばならぬときめてかかること執念しない。
★無理押しをしない。
★必遂(ひっつい)。
★自分の考えを無理に押し通す。
★無理強い。.
★必=自分の考えを強制する心(ゴリ押ししないで)。
★不絕對肯定
「固」とは、
★このことを断じてしないとがんこに拒否することです。
★一つのことに固執して頑なになること。
★「固なく」は、頑固でなく、執着しないということ。
★一事にこだわって融通のきかぬこと。
★固くなにならぬ。
★執着しない。
★固執。
★頑固。
★固とは一つの判断に固執する。
★執着、
★固くなに自分の考えに執着する心(執着しないで)。
★不固執己見,
「我」とは、
★すべての事柄につき自分中心に考え、自分中心に動くこと。
★自分の我を張ろうとすること。
★「我なし」は文字通り我を張らないということ。
★ただ我あるを知って他人を考えぬこと。
★我を張り通す心(自己中心はダメですよ)。
★自己のみへの執着、我執。
★我とは自分の都合だけしか考えない。
★我執、我欲
★不唯我獨尊。
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