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2016年03月30日22:06

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宇良は、「小兵が大成しない時代」を乗り切ることができるか。

■「居反り」の宇良ら新十両 大相撲夏場所、番付発表
(朝日新聞デジタル - 03月30日 12:53)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3922455
大相撲三月場所が終わり、場所後最初の水曜日の恒例である番付編成会議で次の場所の十両昇進力士の発表があり、記事にもあるように、三月場所西の二枚目で6勝1敗の宇良(23歳・木瀬部屋)と三月場所で東九枚目で7戦全勝で幕下優勝を果たした佐藤(19歳・貴乃花部屋)の二人が新十両、玉飛鳥(片男波部屋)が帰り十両として昇進することになりましたね。
宇良と言えば関西学院大学の出身で、身長173cm、体重120kg前後。元々はレスリングをやっていて、その経験から撞木反り、居反り、足取りといったあまり見られないような技を持つことで入門前から注目を集めていた力士で、昨年三月場所が初土俵。前相撲から順調に勝ち上がって、多彩な技で1年で関取の座を仕留めました。身長は173cmで第二検査の対象にはならないものの体重120kgは軽量の部類にあり、かつては元大関の旭国や鷲羽山や富士櫻、若獅子、時代が下がって舞の海や智乃花など三役に昇進する力士もいましたが、最近は十両になると大型の突き押し主体の力士が幅を利かせるようになり、北はり(石へんに番)磨や里山、石浦といった体重120kg前後の力士も関取としてはいくらか厳しめな土俵が続いており、入幕しても勝ち越せない里山(不運もあったが)のような力士もいるほどというのが、小兵力士を取り巻く環境と言えますね。
居反りや撞木反りで鳴らして角界入りを果たした宇良と言えども序ノ口と序二段では負けなかった一方、三段目に上がると少しずつ黒星が見られ、各段の優勝は序ノ口の一回だけ。最初のうちは勝ち続けるかもしれませんが、順風満帆の土俵生活が続くのか、今後に注目でしょう。
一方の佐藤は、埼玉栄高校の在学中に貴乃花部屋に入門し、身長173cm体重149kgの体格からの突き押しで順風満帆に幕下上位に番付を上げて、一度3勝4敗で負け越したものの、この三月場所は19歳にして東の九枚目で堂々の7勝無敗。第65代横綱貴乃花に肖って「貴信」と名付けられ、運命のように貴乃花部屋に入門した佐藤ですが、貴乃花が部屋を継いで以来貴乃岩(モンゴル出身)に続く二人目の関取として大成するのか。それこそ、本人の努力に加え、師匠としての貴乃花親方の技量(度量)が試されることと思います。師匠は支持を得られず理事長にはなれませんでしたが、それよりも何よりも、この有望株をしっかり鍛え、幕内上位で通用する力士に育てあげて欲しいと思います。
それにしても、「佐藤」で十両昇進となり、幕内昇進の折りに四股名を命名する意向のようですが、活躍いかんでは「佐藤」のままで定着するとそれがかえって人気になり、遠藤や正代のようになっていくことも十分あり得るでしょう。いずれにせよ、今後が楽しみな人が関取となった印象ですね。
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