菅原兵治「佐藤一斉の言葉・言志四録を生きる」(黎明書房)より。
老人は尤も遜譲を要す …言志耋(てつ)録302
この章は佐藤一斉自身自らを戒めたものと思う。
自信過剰の老人を「もんだ族」という。
人を見ると「これはこういうもんだ。あれはああいうもんだ」と自分の考えを押し付けるからだ。
これに対して、若いインテリ層を「べき族」という。経験もないのに、ただ理論だけで、
「こうあるべきだ、あああるべきだ」通しまくるからである。
これは両者共に反省すべきであるが、八十の老大儒一斉が、自らかく言っているのである。いわんや一般老人においておやだ。
謙譲の徳は何人にも尊いものであるが、「老人は尤も遜譲を要す」という一斉をさすがだと思う。・・・・・・…以上。
人によっては、特に高齢者には、大勢の人や若い人に対して、上から目線になり、説教口調になってしまう人がいます。聞かされる人たちはたまったものではありません。
「口は一つ、耳は二つ」ということを常に意識していたいものです。
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