ペンシルバニア州 バックス郡。妻コリーンの交通事故死を機に神の道を捨ててしまった元牧師グラハムは、トウモロコシ畑の農場主として生計を立てていた。幼く喘息持ちの息子モーガン、奇妙な夢ばかり観る娘ボーを育てながら、元野球選手の弟メリルと共に静かに暮らすグラハム。そんな彼が、ある朝、広大な畑の中にミステリーサークルがあるのを発見する。近所の悪ガキたちのイタズラだろうとタカをくくっていたが、テレビをつけると、どうやらそうでないことが明らかになってくる。ミステリーサークルと、それに惹きつけられて集まるUFOの大群が、世界各地で目撃され始めていたのだ。やがて、宇宙人の目撃情報も報道されるようになっていく。奴らは ヒトに毒ガスを浴びせて食糧にするらしい。グラハムは、家族と共に家に立て籠もり、宇宙人との対決に備えるのだが…
「サイン」。侵略SFとしてもホラーとしても中途半端で失笑を買ってしまった珍品。が、偏屈なオヤジが超自然体験を通して家族の絆と神の愛を再認識するドラマとしては、実は完成度は高いのではと思わせる作品でした。笑っていいやらスルーしていいのやら悩ましいシーンも多く、タク・フジモト得意の顔クローズアップの多用や大仰なバーナード・ハーマン調のジェームズ・ニュートン・ハワードのスコアなど、シャマランらしいケレン味に溢れた一本。子役たちの愛らしさ(特にアビゲイル・プレスリンは最高!)もあり、観て損はありません。
(通算1012タイトル)
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