mixiユーザー(id:7303697)

2015年11月06日15:07

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証人の保護

現実的に問題があるし、今後についても真摯に対応を探る必要があると思う。

ただ、「保護する」と急に言われても、そう言う警察や司法や国家そのものが信用できないし、本当に本気で守ってくれるつもりになったとしても、多数の証人を永遠に守るなんて、犯人(容疑者)が本気で害意を持てば現実的には方法論として不可能に近いと思う。
ましてやこの記事にある「この程度の」事件における「この程度の」事後被害を完全に予防する、もしくは事後的にでも遮断するというのは、技術的に無理だろう。
それでも「何とかしなければならない」のは間違いないし、問題意識としては重要だし正しいと思う。


一方で、

> 一方、名城大の加藤克佳教授(刑事訴訟法)は「証人の情報をすべて遮断すれば証言に反論するすべがなくなり、被告の防御権が侵害される恐れがある。個人情報がなくても周辺情報から特定されることもあり、証人にはある程度、覚悟を持ってもらう必要がある」と指摘している。

この意見。
当然強い反発があるだろうと思うし、実際ここまでの日記にもそういう意見がある。
もっともだ。

でも、「証人にはある程度、覚悟を持ってもらう必要がある」という「事実」は、間違いなく事実だと思う。
だから不利益を甘受せよとか、証言した人の自己責任であるとか「しかたない」とか言ってしまったらそれは間違いだが、この人はそんなことは(少なくともこの文面では)言っていない。
特に前半はまったくごもっともだ。

こういう議論は、「記事に出てくるようなとんでもない容疑者」を頭に浮かべて(記事から被誘導的に)考察してしまいがちだが、一方で、「悪気は無い、正義感から証言したが、悪い人ではないし悪意も無いけれど、頭が悪いためにその目撃内容や認識が事実誤認で、その誤認した確信に基づいて証言している」ケース、「そもそも容疑者に対して偏見があり、或る程度の悪意をもって、中立的でない証言をしている」ケースなどもあり、つまり容疑者が誤った、もしくは非公正な証言の「被害者」である場合もあると思う。
そういう場面における「反論の機会」の担保は、この記事の例における証人の保護と同様に重要だ。この記事の例だって、犯人(被疑者)に言わせれば、もしくは「本当の真実」を知れば、やるせない、許せない(結果的に)虚偽の証言である可能性も無くはない。

そういう面から、「保護」は良いとして「匿名」を認めることには危険・問題があるし、「覚悟を持ってもらう必要がある」のは事実だ。
その先は「覚悟を持って証言してほしい」「覚悟を持たねばならないくらい、過大な負担なのだが、それでも市民の義務として、社会正義の実現のために、不利益を覚悟して頑張ってほしい」なのか、「覚悟をしないでヘラヘラしゃべるお前が悪い、想像力不足だ。触らぬ神に祟り無し、知らん顔をしていれば良いのに、ヒーロー面して喜んで証言なんかするな」とするのか、それはまた別の問題。



■法廷で証言したら逆恨み…突然男が訪れ「無実だ」、つきまとい 刑事裁判の証人、保護強化の動き
(産経新聞 - 11月06日 13:43)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=3&from=diary&id=3699772
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