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2015年03月08日23:49

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美談の陰で

忠犬ハチ公。
亡き飼い主を渋谷駅前で何年も待ち続けた。
このエピソードは美談として語られるが、本当の美談はその陰にこそあると思っている。

博士の死後、ハチはノラ犬になったわけではない。
一旦はよそへ預けられるが問題を起こし、元の家に戻される。
その後、博士の家に出入りしていた植木職人の小林という人がハチを引き取ることになった。

wikiによれば、
「ハチは小林にもねんごろに愛育されていたのにもかかわらず、渋谷駅を訪れては道行く人々を見、食事のために小林宅に戻ってはまた渋谷駅に向かうということを繰り返していた。」

前の飼い主を想い慕うハチ。
おそらく、小林という人にはそれほど懐かなかったのではあるまいか。
それでも小林さんは、ハチが死ぬまで面倒を見続けた。

新しい飼い主が邪険に扱ったから、という邪推もあるだろうが
「上野に代わった飼い主・小林菊三郎はハチを大切に飼育しており、食事として牛肉を与えていた。」
という記述からして、それはないだろう。邪険にするくらいなら、実家へ追い戻すだろうし。

放し飼いなどけしからん、という意見もあるかもしれない。
しかし、いま現在の常識と感覚で、戦前、それも昭和ひと桁の当時を計るのはナンセンスだ。

忠犬ハチ公。
その名は誰もが知る。

「忠犬ハチ公の飼い主」で検索すれば、急逝した上野博士が挙がってくる。
しかし、上野博士がハチを飼ったのは一年余り。
博士亡き後、十年近く”忠犬”を支えた人のことは、あまり知られてはいない。


■ハチ公が博士と「再会」 死後80年、東大にブロンズ像
(朝日新聞デジタル - 03月08日 18:55)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3308985

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