◆ 宇宙の未開文明世界では、われわれから見ると、とても恐ろしい規律違反を犯している。
たった今この瞬間にも“異端”だというだけのことで、多くの人が生きたまま焼き殺されている。こんなことが多くの星で起こっているんだ。実際、地球も数百年前にやっていたことなんだよ。
こうして話をしている今でも、海の中では大きな魚は小さな魚を生きたまま食べている。この星はまだそれほど進化していない。人間にもいろいろな段階があるように、惑星(ほし)もまた同じことなんだ。
未開世界を支配している法則はわれわれから見るととても残酷だ。
◆ 地球でも数百年前は別の法が支配していた。現在ではもっと進化した段階に達したおかげで、その時よりはいくらか豊かな愛が育ってきている。でもまだまだ文明社会と呼ぶわけにはいかない。まだかなり残酷さが存在しているからね。
◆ スクリーンに戦争の場面が映し出された。近くに子どもや老人も住んでいる建物を目がけて、兵士が戦車からロケット弾を発射している。アミは言った。
「これは地球のある国で、いま、実際に起こっていることだけど、われわれは何もできない。それぞれの惑星(ほし)や国や人間の進歩に関しては、誰も干渉すべきではないんだ。結局、皆、修行中なんだ。
◆ 何度も何度も死んで、少しずつ宇宙の基本法則にそった生き方を学んでいった。いま、ぼくの人生はずっとよくなっている。
でも誰にも神のつくった進歩のシステムに反することはできないんだ。
この兵士も“殺してはいけない”という宇宙の法を破っている。彼らもその代償を自分で払わなければならない。こうやって少しずつ学んでいくんだ。
・・・・・・・「第7章 UFO搭乗と目撃証拠」
◆ アミは「ここはオフィル星だよ。・・・・・・ここに住んでいる人たちは、地球に起源を持っているんだ」と言った。
「地球人には知らないことがたくさんあるんだよ。いまから数千年前のことだ。地球には一度、現在とほぼ同じような文明が存在していた。でもその文明は、科学の水準(レベル)が愛の水準(レベル)をはるかに上まわってしまったんだ。しかも世界は分裂したままの状態だった。当然、起こるべきことが起こった。自滅してしまった」
◆「でも少数の人たちは前もってなにが起こるかを知らされ、ほかの大陸に逃げた」
「ところでオフィルの人たちは。どうやってここにやってきたの」
「われわれが連れてきたんだ。戦争の起こる前に、愛の度数が700度かそれ以上あるよい種を有している人だけを選んで助けたんだ。助けるに値する人は、ほんのわずかだった。
当時の地球人の平均は、450度だったから、現在に比べて100度も少なかった。だから地球も進歩してきてはいるわけだ。そして700度以上の人は、現在では以前よりも、ずっと多くなっている」
◆「700度以上あるかどうかは、なんの利害もなく、人のために尽くしている人は皆、700度以上あるんだよ」
◆地球では、人々はとても深刻そうな顔つきで歩いているのに、ここオフィルではまるで、皆、お祭りかなにかのように浮き浮きしていた。
「彼らは皆、生きることを楽しんでいるからさ」
「でも問題は、かかえていないの?」
「ものごとを問題としてとらえるのでなくて、乗りこえるための自分自身への挑戦として解釈しているんだよ。だからここでは皆、元気だ」
◆「じゃ、考えるということのほかに、なにがあるの?」
「知覚することだよ。見えるもの、聞こえるものに、喜びを感じること、手で触れること、自覚して呼吸すること、嗅ぐこと、味覚を味わうこと、たった今の現在を満喫することだよ。きみはいま、この瞬間、幸せかい?」
◆「思考は役に立つよ。もし考えることをまったくしなくなったとしたら、植物と同じだよ。だけど思考は人間の持っている最高の財産じゃないんだよ」
◆楽しむためには、楽しんでいるということに気がつくことが必要だ。この気がつくということは、意識であって、それは思考より上なんだよ。
ところが気がついても愛がなければ楽しめない。好きということはひとつの愛の形だ。
思考は人間の持っている可能性の中で、三番目に位置する。第一位は愛が占める・・・・・・われわれはすべてを愛するように心がけている。愛をもって生きるほうが、ずっと楽しく生きられるんだよ。君は月が好きでなかったね。でも、ぼくは好きだ。だから、君より余計に楽しんでいるし、より幸せなんだよ。
じゃ愛が、人間の持っている可能性の最高のものだ。
◆地球じゃ、思考こそ最高だと思っている。つまり、やっと第三位のレベルにいる。だからよく考える人のことを、賢者とか物知りって言うんだ。
◆地球では、二つあるうちの、たった一つの脳しか使わない。思考では、愛を味わうことはできない。
感情は思考とは異なったものだ。でも、なかには感情とはなにかとても原始的なもので、それは思考にとってかわられるべきだという考えを持つ人もいて、戦争やテロ行為や、自然破壊などを正当化する理論をつくりあげてしまっている。
◆今、地球はそのとても“インテリな”考え、その“すばらしい”理論のおかげで、消滅の危機にさらされているんだよ。
・・・・・・・「第8章 オフィル星と地球を脱出した人々」
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