mixiユーザー(id:5089039)

2014年12月15日08:56

80 view

母 心


美しい少女と、その母親のお話です。
この少女には、火傷で醜く歪んだ母親の顔が悩みの種でした。

「なぜ私の母親だけが・・・・・。恥ずかしくて一緒に外出もできない・・・・」
と嘆き、恨み、嫌悪感まで抱くまでになりました。

そんなわが子の心がわからないはずがありません。
しかし、悲しみに耐え、気づかないふりをしていましたが、意を決してやけどの原因を告げたのでした。

「寒い冬の夜。パチパチと燃えさかる炎の音で目を覚ますと、
四方は火の海でした。
真っ先に赤ん坊だったあなたを毛布でくるみ、
火の中をくぐり抜けたときに顔に大火傷をしてしまったのよ・・・」

「母に守られて今の自分が・・・・。ありがとう・・・・お母さん」
と少女は感謝と悔恨の涙を流しました。

以来、母親に強い誇りをおぼえ、友人にも語れるようになったのです。
そして、ますます美しい少女になっていきました。

子を思う母の情ほど人の心を打つものはありません。
笑ったといって目を細め、這ったといって喜び、
歩いたといっては手をたたき、
熱が出たときなどは寝ずの看病を・・・・、
と優しい愛の光を注いでくれた母のお陰で育っていくのですから。



「焼野(やけの)のきぎす、夜の鶴」という話があります。

きぎすとは雉のこと。
野焼きのために巣に火が燃え移りました。
とっさに、わが子を抱きかかえた母鳥は、炎に包まれ黒焦げになりながらも、子の命を守り抜こうとします。

また、霜の降りる冷たい夜、母鶴は、翼を大きく広げ、わが子を寒さから護る、という母の愛のお話です。

・・・・・教育家ペスタロッチは、「人間は母の愛を受け、幼児のときから母に感謝し、母を信頼する。そこに服従と愛の念が自然に起り、それがやがて、人類すべての愛、さらに“神”に対する愛へと発展する」と述べています。

以上、倉本英雄さんの「心と脳を元気にする70の法則」を参考にしました。


沖ヨガの創始者・沖正弘先生は次のように言われます。

お母さんのこころには、自分だけというこころはありません。
夫や子供の中にとけこんでしまっているこころで生きています。
子供がおいしいとご飯を食べてくれることが嬉しいのです。
家族が喜んでくれることが嬉しいのです。
子の病のために病み、夫の仕事のために喜んでいるのです。

自然の万象は、己を他の中に消す(すなわち捧げる)ことによって、自分も生きているのです。

女性は、この自然の道を本能的に知っており、実行しているのだと気付いた時、私は、女性とくに母や妻は、神がその姿を現したものであると考えはじめました。

女性は自由に自分を他に捧げうる尊く、嬉しい宿命を持っているようです。
夫や子のうちに、生きた力として母のイノチが生きているのです。
夫や子供が世の中に役立つことが母の満足なのです。
母には自分だけというものがないのが、そのこころのようです。
母心は、ソロバン・ものさしをのりこえたものです。  
・・・・・・・以上。



昔から、「何時までもあると思うな、親と金」、「孝行をしたいと思う時には、親はなし」
といいます。

すでに両親を亡くした私には痛いほどこのことがわかります。



7 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2014年12月>
日 月 火 水 木 金 土
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031