青春の1本。いったい何度観たのだろう。。。台詞ほとんど言えます。サーフィン映画の代表格。
1960年代初め、カリフォルニアの海辺の町にはマット、ジャック、リロイを中心とする若者たちが、
サーフィンを通じてグループを作っていた。彼らの夢は水曜日にやって来るという世界最大の波”ビッ
グウェンズデー”に挑戦することだった。ポイント岬で最高のサーファーといわれるマットは、一向にや
って来ないビックウェンズデーを待ちかねて、酒に溺れることもしばしばで、ジャックやリロイの友情に
よって何度か立ち直りのチャンスを与えられていた。そんなマットの心を優しく受けとめてくれたのは、
明るく健康なペギーだった。
1960年代も半ば、彼らにも激化するベトナム戦争のための徴兵命令が来た。マットとリロイ、そして
サーフィン仲間のワクサーたちグループの大半が徴兵を免れようと奇抜なアイデアを考えているのを
よそに、優等生のジャックは堂々と徴兵検査を受け、べトナムへと赴任していった。マットとリロイは何
とか不合格をもらったが、ワクサーたちはベトナムへとかりだされて行った。ジャックの歓送会は盛大
に、そして悲しく行なわれた。マットもリロイもペギーも泣いた。恋人のサリーも。帰って来いジャック、俺
たちも、海もサーフ・ボードもお前を待っているぞ・・・。
1960年代も終り、ジャックは帰って来た。懐かしいカリフォルニアの海へ。マットとの再会はサーフ・
ボードの上だった。ジャックはその足で恋人のサリーを訪ねた。だが彼女はすでに結婚してしまっていた。
彼らの心にベトナム戦争は暗く大きな傷を残したのだった。マットとジャックとリロイの三人は、とうとう
帰らぬ人となってしまったワクサーの墓の前で酒を酌み交し泣いた。そして闇の中をそれぞれの道を歩
きながら別れた。彼らは皆口には言わなかったものの、あの無鉄砲な青春時代の終りを、それぞれの
心に感じていた。
そして1970年代の半ば、彼らが待ちに待ったその日が来た。今はもうジャックやリロイも立派な社会
人として生活を確立しており交際もとだえていた。マットはベア特製のロング・ボードをかかえ、浜辺に
おりたった。警官たちの警告を無視し、多くのサーファーたちがビッグウェンズデーに挑戦してははじき
飛ばされている。懐かしい青春の浜辺にはジャックとリロイが待っていた。昔と同じだ。黙って顔を見合
せるだけで言葉はいらなかった。とうとう俺たちの青春のけじめの日が来たのだ。三人はサーフ・ボード
に乗って波に向った。
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