つちのこの発見に全力を尽くした先人。
実際、氏はつちのこに遭遇し、1分半程度の観察をしてます。この記事は氏の著書に克明に記録されてます。
怪蛇襲来というタイトルです。逃げろツチノコ他
山本素石氏は昭和20年代より本格的に渓流釣を始め京都北山、紀伊半島、滋賀、中国地方を釣り歩かれました。炭焼や林業の盛んな時代で、これらの作業小屋を泊まり歩きながら山釣を続けられたようです。当時の山村はよほど豊かだったのでしょう、都市から通う行商人が多く、氏も着物の絵付け職人として山村に通ったひとりです。作品の中には当時の山村とそこに住む人々が活き活きと描かれています。
高度成長期となり自動車が普及し山奥の道路まで整備されてくると、近くは福井、岐阜から遠くは九州や東北、北海道まで活動範囲を広げました。
そうして、「西日本で釣糸を垂れてない川はない」と言われるほどエネルギッシュなパワーとたぐいまれな文才を活かし随筆という形でその釣行記録を残されています。本屋へ行けば釣行に関する本(特に渓流釣り)は多くありますが、氏の文章はもはや単なる記録ではなく上質の文学と言ってよいと思います。
1919年滋賀県甲南町生まれ
ノータリンクラブ会長
天理教滋京分教会長
日本渓流釣連盟理事
(財)日本随筆協会会員
1988年京都市北区にて死去
■つちのこ・渓流・つり・あまご・岩魚・随筆好き
未確認生物・京都・昭和の人・徳山村・山村・廃村
シラメ・鮎・渓流釣り・マムシ・ムカデ脂・テンカラ
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