Last Up Date:2007.10.25
※このコミュニティは生類憐れみの令を賛辞するのではなく
あらゆる角度から検証できれば、というものです。
賛否両論のご意見があると嬉しいです。
:
生類憐れみの令(しょうるいあわれみのれい)は
江戸時代の元禄期に出された法令である。
江戸幕府第5代将軍徳川綱吉は跡継ぎがないことを憂い、
仏教信心と迷信から、貞享4年(1687年)
殺生を禁止する法令を制定した。
特に綱吉が戌年であったため、
犬を虐待することも厳禁とされた。
現在の中野区の地にはお犬屋敷があり、
野良犬およそ10万頭が収容され、
その費用は江戸の町の負担となった。
違反者は厳しく処罰されたので、
一般の間に幕政への不満が高まっていった。
こうしたことから、綱吉は「犬公方」と呼ばれた。
庶民だけでなく、
幕府側の人間にもこの令に疑問を抱く者はいた。
水戸光圀は綱吉に上質な犬の皮を20枚
送りつけるという皮肉を堂々と実行した。
綱吉は死の間際に
「生類憐みの令だけは世に残してくれ」と告げたが、
綱吉の死の後、宝暦6年(1709年)、
新井白石が将軍家宣(綱吉の甥で、養子となる)
の補佐役となるとまっさきにこの法令を廃止した。
実際には「生類憐れみの令」という名の法律は存在せず、
犬、猫など細かく分類されていたものを
まとめて呼んだものである。
:
以上、前管理人様より引き継いだ文章をそのまま掲載。
オススメゲーム
メンバーの参加コミュニティ
困ったときには