Georg Groddeck 1866-1934
フロイトは人間の人格構造を超自我,自我,エスの三層にわけているが,精神分析者としてこのエスの概念を最初に提唱したのが,G・グロデックで,フロイトは彼からこの概念を借りたのである.
(『エスの本』より)
エスにおいては、器質的と精神的とのあいだに区別はなく、したがって、分析によってエスに影響を与えることができる場合、器質的疾患も精神分析によって扱えるし、状況によっては扱わなければならないということです。
(『エスの本』より)
フロイトの精神分析を学ぶ以前より臨床医学により独自の「エス」という概念を作り提唱した人.人間というものを精神と身体と分けるのではなく,有機体のようにとらえようとしている.ミスチルの【es】 〜Theme of es〜 が一世を風靡したのは少し昔の話.『エスの本』を読んで,グロデックの得体の知れなさを知り,コミュを作ってみました.
管理人は,精神分析や心理学に全く縁のない人間です.
なので,敷居は全くございません.
専門家や心理学に興味があるかた,さらにはミスチルファンもどうぞ!
■邦訳書
『エスの本』誠信書房(岸田秀・山下公子訳)
『エスとの対話』新曜社(野間俊一解説・訳)
困ったときには