あなたは知っていましたか?台湾の中の、「日本」。
与那国島からわずか110キロの距離にある、「親日国」台湾。かつて50年もの長きに渡り、日本はこの島を統治下におきました。
終戦から60年あまり。戦後それぞれにめざましい経済発展をとげた両国は、今や全く異なる社会を形成しています。
とはいえ、長い歴史の中で蓄積された「日本」の記憶は、現在も台湾社会の中に生きつづけています。日治時代を体験した「日本語世代」にとって日本は自分自身の記憶の一部であり、街には当時を彷彿させる風景が散在しています。昨今では、日本の現代文化に熱狂する若者が出現し、日本のテレビ番組や商品があふれています。世代を問わず、台湾人にとって「日本」はとても身近な存在なのです。
日本と台湾は、貿易やビジネスの面でも互いに強いつながりを見せています。また、去年日本から台湾への旅行客は100万人を突破し、日台は今や互いに互いの観光業を支える重要国となっています。 ヒト・モノの交流が加速している今、私たちはこのすぐ隣の国のことをもっとよく知るべきときを迎えているのではないでしょうか。
日台交流のあり方について、一緒に考えてみませんか。
1−日本台湾学生会議とは
[目的]
わたしたち日本台湾学生会議の目的は、日本と台湾の学生の相互理解にあります。じかに語り合うことによって、相手のことを知り、相手の国について思慮を深めていくこと、そして、相手を理解することで自分の国を新たな視点から捉えなおす、ということが、私たちの理想です。
日本にいても、ドラマや音楽などの文化を通して、台湾を知ることができますし、気軽に旅行に行くこともできます。台湾は私たち日本人にとって「近い」存在であると言えます。
しかし、台湾は、そのような表層的な面だけでは見えない、深い魅力がたくさん詰まっている国です。その核心は、直に対話するという経験によって、初めて感じることができます。
Discover Each Other. わたしたちはこの言葉をむねに、日台両学生の相互理解に貢献してゆきたいと考えています。またこの活動が、微力ながらも日台関係の更なる発展に寄与するものとなるよう願ってやみません。
2−普段の活動内容
[定例会]
週1回の定例会では、各担当が仕事の進行状況などについて報告し、運営に関して話し合いを行ないます。一丸となってチームワーク良く活動していけるよう、常に、情報の共有や問題に対する柔軟な対応ができるよう心がけています。
[勉強会]
週1回の勉強会では、委員ひとりひとりが台湾を理解する主体性を養うべく、諸分野について知識を深めています。具体的には下記のような活動をしています。
台湾の基礎知識に関する知識の確認の実施(歴史など)
台湾に関する書物の輪読(歴史、文化など)
プレゼンテーションの実施(民族・エスニシティーの問題、国際関係、食文化など)
中国語の学習
また一般参加者を募って、講師をお呼びし講演会を開いています。
開催実績:黒田一夫氏(台湾近代史家)講演「日本統治時代の台湾」 ほか
HP http://
http://