認知運動療法は、イタリアの神経科学者Carlo C Perfetti教授により提唱された認知論に基づく運動療法です。 その目的は、脳機能の再組織化からの運動機能の回復であり、運動の認知スキーマを再構築することです。
認知理論は、運動機能回復が脳の「認知過程(知覚、注意、記憶、判断、言語)」の活性化に関連するとされており、障害を受けた患者の回復の質を考えるとき、これらが正しく実現されたのかに関わってきます。
脳の認知過程は運動プランやプログラミングにかかわっており、「運動機能回復は筋力増強や反射の促通−抑制という治療介入ではなく、学習基盤である認知過程への治療介入により達成される」と解釈されます。つまり、動作や行為を反復することではなく、動作や行為の構築のために中枢神経系の準備状態をつくることです。
皆さん、認知運動療法についてディスカッションしませんか?
日本認知神経リハビリテーション学会
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困ったときには