3月22日から講談社より発売されております、
茂山貞子の『在日 修羅の詩』を
宣伝・応援してくださーーーーーーい!!!!
な、コミュでっす!
【『在日 修羅の詩』 茂山貞子】
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私の身体の中には日本人の血は一滴も流れていない。
なのに日本語しか話せない韓国人。
「薔薇と薔薇」を引退しようと決意したとき、これまでの半生をふり返り、自分自身を見つめ確かめたくなりました。
自分がなにものであったのかを・・・。
この数年、目に見えない力に衝き動かされるようにして心の奥底に潜んでいた思いのたけを書き綴りました。
そしてこの度、講談社より出版の運びとなり、身に余る幸せに存じます。
これもひと重に、皆様が「薔薇と薔薇」をご愛顧くださった賜物と心より感謝致しております。
拙著、「在日 修羅の詩」は3月22日より、全国書店にて発売予定です。
お忙しい中、まことに僭越ではございますが、是非ともお買い求めの上、ご一読いただければ幸甚です。
薔薇と薔薇 茂山貞子。
【「血と骨」の著者・作家ヤン・ソギル】
『貧困と差別の中で波乱の人生を生きてきた一人の女性が、自分を信じ、在日コリアンとしてのアイデンティティに覚醒していく姿を、見事な文体で描ききっている。』
【宝田茂樹】
『壮絶、魂揺さぶられる半生記』
神戸市中央区中山手通に、神戸一の高級クラブといわれる「薔薇と薔薇」がある。昭和五十年の開店で昨年三十周年を迎えた。経営者(ママ)の茂山貞子さんは生粋の神戸っ子だが、在日韓国人二世でもある。幼少期は貧困といわれなき差別に苦しみ、定時制高校を三年で中退してからは食べるために、また差別から逃れるために、水商売の世界に飛び込んでいった。
ミスコンテストで一位に選ばれるなど、若さと美しさも武器になったのだろう。モデルからホステス、ナイトクラブの経営と、波乱の中にあって華麗な成功を収めていく。一方で、家族の不幸、父親の愛人問題、最初の結婚生活の破綻(はたん)、娘との確執など、私生活はいばらの道だった。
やがて神戸が大震災に見舞われて二年ほどがたったある日。まもなく五十歳に達しようとしていた茂山さんは、なぜか心に風穴が開いたような空虚感に襲われる。
「韓国人なのに、母国語の読み書きができない私って何だろう? あれこれ考えても答えの出ない問題をたくさん抱えていました。それに娘の家出など、短い期間にいろいろな出来事が起こり、自分自身を見つめたくて心がさまよっていたんでしょうね。そのとき、どうしても自分のルーツを書きとめておきたいって思い立ったわけです」
新聞でみつけた文章教室に通い始める。当初は、原稿用紙の升目を埋めるだけの作業に四苦八苦した。やがて本当のことを書くことのつらさ、自分をさらけ出す苦しさを知っていく。何度もくじけそうになるが、そのたびに気持ちを奮い起こして、八年が過ぎた。手元には、いくつかの原稿がたまっていた。どれも、これまで生きてきた自分自身と周囲の人々にかかわる出来事をまとめた記録だった。
「ちょうどお店が三十周年を迎える年でした。文章教室の先生が、これまで書いた原稿を本にしましょうといってくださったんです」
自費出版も視野に入れての検討だったが、最初に原稿を読んだ編集者が決断した。壮絶ではあるが、魂を揺さぶられる半生記は、その後(続きが)一気に書き下ろされたのである。二十二日の発売日を前に茂山さんは、「血は韓国人、心は日本人の在日二世として、これからは誇りをもって生きていきたい」と話している。
(講談社・1680円)
【プロフィール】
茂山貞子 しげやま・さだこ
昭和二十三年、神戸市生まれ。高校卒業後、大阪の名門モデルクラブ・旺美社に所属。その後、神戸・三宮のネオン街で「薔薇と薔薇」を三十一年経営する。
紀伊国屋等大型書店なら全国どこでもお買い求めいただけます!
読んでください!!!
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日経新聞・産経新聞にも取材していただき、
TV番組「ちちんぷいぷい」でも特集枠で出させていただきました。
よかったら見てくださーい。
産経新聞
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