再創造に向かうための免疫システム『ショック・コヒーレント』
■ショック・コヒーレントとは:
私たちは、2008年のリーマン・ショックをきっかけに、有事の際に、もろく崩れていく大小様々な企業や組織がある一方で、その難局を乗り越え、より強く柔軟な組織に変貌を遂げる組織も存在することに着目し、研究を重ねてまいりました。「ショック・コヒーレント」とは、有事便乗型一致団結
、つまり、有事を乗り越え、より強く柔軟な組織に変貌を遂げると定義。そしてその「有事便乗型一致団結組織
」を「ショック・コヒーレント・カンパニー(SCC)
」と呼んでいます。このコミュニティでは、「ショック・コヒーレントな組織(SCC)
」は、どのような特徴を持ち、どの様なプロセスを踏み、レジリエントな(弾力性を持つ柔軟な回復力のある)再生を果たしていったのか、その考察をレポートし、自組織にどのように適応可能かを検証、実践をしていくという新たな試みとなっています。
現在、グローバルなサプライチェーン化がピークに達した今日、COVID-19などによる公衆衛生危機を始め、環境破壊などが起因した気候変動、自然災害、民族紛争、大国どうしの泥沼の貿易・経済戦争などによる貧困、格差の拡大、迫りくる食糧、水、資源危機という未曾有のマルチリスクに企業組織はどう立ち向かえば良いのか。現在、例外なく、世界中のあらゆる企業・組織が危機に瀕しています。水面下で幾度となく繰り広げられているショック・ドクトリン(惨事便乗型資本主義)※1の波にも飲み込まれることなく、しなやかにたくましく生きる組織を例に、真の組織の在り方を再考し、有事への備えを確実に行っていきます。
困ったときには