歩く健康法のルネサンス
- 詳細 2021年12月28日 06:04更新
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「齢をとると血圧が高くなるのはやむを得ない」と誤解し、65歳以上が使う医療費の32,6%は高血圧とその合併症（心疾患・脳疾患・癌など）で、70歳以上の51,5%、20歳以上の成人全部に拡大すると28,1%が降圧剤を、そのほとんどが胃薬と精神安定剤を併用しています。
70歳以上の人口が14歳以下の人口より多い少子高齢化社会で、70歳以上の医療費はそれ以下の世代の4,4倍ほどかかり、生産年令人口が減少しながら、国民医療費は年間約41,5兆円になりました。
厚生労働省は、2050年に百歳以上の長寿者が50万人、女性の4人に1人は95歳以上、男性の4人に1人は90歳以上になり、要介護者（介護費）が大幅に増える。介護人材は2000年の50万人が2013年に171万人、団塊の世代の全員が75歳以上の後期高齢者になる2025年に215万人に増えると予測し、「2020年までに健康寿命を1年延伸して医療費を1兆円節約しよう」と訴えるなど、医療費を圧縮することは国策になっています。
古来「万病一元血液の汚れによって生ず」と言われていますが、爪先歩きで、抗重力筋（脊柱起立筋・腹筋・大中小殿筋・大腿四頭筋・下腿三頭筋など）や筋紡錘（神経を伝達する組織）を鍛えたり、爪先の経穴（東洋医学でいう反射区）を効果的に刺激すると、高血圧を改善・治癒・予防できます。すると、腰痛や膝痛、足の怪我や故障、脂質異常症、糖尿病、肥満、癌、心血管性疾患、呼吸器系疾患、脳血管性疾患、ウツや認知症なども予防できるようになり、副作用がなく、医療費や介護費がほとんど要らなくなります。
イノべーション（技術改革）は、困っている問題を見つけ、それを解決する方法を考案して、敷衍し、社会を改革する、未来への希望や新しい価値を提示する思想や技術のはずで、大きなブラックボックスに目をすえて既得権を破壊すれば希望が生まれ、高齢者にも若者にも支持されるでしょう。
