2001年8月に久光製薬より発売されたばかりの新薬、ノルスパンテープ。まだ、利用者も体験レポートも少ないこの薬について情報交換していきましょう。
ノルスパンテープは、慢性痛の中でも、特に変形性関節症や腰痛症にのみ使用が制限されていて、以前はがん患者などにしか使用が認められなかったという成分が入っている特殊な薬です。
通常、鎮痛剤というと、バッファリンやロキソニン、ボルタレンという薬がまず処方されますが、これらはいずれも痛みが出たときに頓服として使用される(ボルタレンはボルタレンテープというやはり経皮吸収型の一週間タイプのものが発売されましたが)のに対し、ノルスパンテープは「中枢神経」に作用して、いわば「イタイイタイ信号」を抑制してしまうというものです。
そして、モーラスや、絆創膏などのシップ薬と同様の貼り薬の形態をとっていながら、痛みを感じる患部に直接貼るのではなく、胸や肩など、貼る場所が限られています。
効果は麻薬的に感じますが、「シップ薬」なのに、「向精神薬」に分類されているというところも、患者としては少し不安に感じるところではないでしょうか。
まだ、発売から1年半しか経過していませんし、処方に関しては、医師がe-ラーニングを受けなければならないなどの制約もあり、なかなか普及していません。
このコミュニティに参加されるかたは、ぜひ積極的な情報交換をお願いしたいと思います。なお、ここで得た情報などは決して鵜呑みにすることなく、ご自身の判断材料にのみお使いください。
また、強い薬は副作用が強く出るばかりでなく、個々人によって、相性も強く出ます。ですから、ある人に、よく効いたからといって、別の人によく効くとは限りませんし、また、ある人にとって耐えられない副作用が出たからといって、別の人に同じように副作用が出るものと限ったわけではありません。
ここにこられるかたは、みな、腰椎椎間板ヘルニアなど、何らかの、病をお持ちで、しかも長期にわたって苦しんでいる方が多いと思います。発言につきましては、ぜひ思いやりといたわりの気持ちを持っていただきますよう、よろしくお願いいたします。