鉄製フックで吊るされた皮膚に
注射器を握りしめた手に
金さえくれれば何でもすると言った女の目に
ビルにぶつかって落下した鳩の羽に
明日に繋がらない命に
人間を傷付けることでしか勃起しなくなった男の掌に
終わらない地獄にも似た日々に
薬漬けになった脳に
逃げるためだけの足に
それぞれの欲を引きずる音に
少女から大人の女性へと強制的に変えられた狭間に
神様にも見えない悲しみに
神様にも伝わらない祈りに
神様にも聞こえない懺悔に
光らない明日に
許されることのないすべてのものに
与え止まない愛の、かわりに