「着物は帯が苦しい」「面倒そう」「ルールが複雑」「高価」とか思っていませんか?
実は和服は男女ともとにかく楽。
成人式の時みたいに帯をギュウギュウ締めなくても着られるんです。
和服を一度慣れると確実に洋服なんか着たくなくなります。
『サザエさん』の波平さんだって家に帰ったらすぐに和服に着替えてるでしょ?
昭和30年代までのお父さん達はみんなそうでした。
和服の楽さを知ると家でまで洋服なんて着たくなくなるものなんです。
日本人の体型と風土に合わせて長い時をかけて練り上げられた和服の形状は伊達ではありません。
とにかく夏涼しく、冬暖かい。
機能的に驚くほど優れています。
それに現在、もっともらしく言われている「和装のルール」なんてのは、実は多くが戦後に考えられたものばかりなんです。
それ以前は誰もが生活の中で自由かつ適当に和装を楽しんでいました。
ドラマの金田一耕介だって着物の下にシャツを着てますよね?
たかが服。
好きに着れば良いんですよ。
高価だというのもある意味、誤解。
そりゃ、デパートの呉服売り場や高級呉服店へ行って結城紬だの八重山上布だのってブランド着物を誂えればとんでもない出費になりますけど、リサイクル品を利用すればフルセット\10000以下で揃います。
普段着なんて木綿やウールのお安い着物で十分。
それ以上はマニアの自己満足です(自嘲)
和服の文化は現在、衰退の一途を歩んでいます。
文化は桐の箱に大事にしまっておくものでも、ガラスケースに飾っておくものでもありません。
庶民の当たり前な日常生活の中にあってこそ生きるのです。
せっかく先人が残してくれた素敵な文化をただ伝えるだけではなく、時代に合った文化として発展させて後世に残してゆきませんか?
まあ、難しいことを考えなくても、とにかく和服は良いものです。
着たことのない方も騙されたと思って一緒に着てみませんか?
困ったときには