東電を責めるのはやめよう

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詳細 2014年4月30日 22:28更新: 　福島原発事故に関して、東電に対する責任追及をやめた方がいいのではないか、と思ったので当コミュを建てました。と、言っても露悪趣味でもありませんし、私が東電の関係者、というわけでもありません。

　根拠は以下の通りです。

１、今現在、事態の収拾のために命がけで働いているのも東電の関係者であり、後方にいる我々がその本体を攻撃するのは事態収拾のために益するとは思えない。少なくとも彼らが思い切り働ける環境を整えるのは後方にいるものの義務だと思う。

２、東電の主張によると地震後対応が遅れたのも、メルトダウンが起こったことを見過ごしたのも全て想定外のことで、人為的なミスはない。放射性物質入りの廃棄水問題も「他に手段がないためのやむを得ない処置」だという。
　この発言の真偽を検証することは一般人には難しいが、全て真実だとすると、福島では完全な安全策がとられていて、職員も東電上層部も最善の策を講じたにも関わらす「想定外の要因」のため最悪の事態に至ったことになる。
　これは「わが国では原発は危険である」という東電からの釈明だ。
　東電に責任がある、という考え方は「東電でなければ原発も大丈夫」という結論を導きかねない。脱原発社会を目指すならば、東電が最善を尽くしていたことにしなければならない。

３、東電の責任を不問にすることに対して「被災者への補償問題はどうなる」「これだけの事故で誰も罪に問われないのか」という声もあると思う。
　補償に関しては、国から直接支払われるべきであると考える。国から支援があると決まった以上、国と被災者の間に東電を介在させる意味はない。
　後者の発言は日本国民全体が電力を必要としていた、と言う事実を忘れているか故意に無視している。原発は日本人全体が背負うべき問題だ。「知らなかった」ですむのは中学生までだ。

　極論かと自分でも思わないでもないですが、少し考えてみたいので。

　余裕があるわけではないので荒れるようならすぐなくします。