国境なんていらない
人類みな兄弟
権力者が大嫌い
戦争、紛争、領土争い、南北問題を終わらせたい
捏造品ネイションなんていらない
世界をひとつにしたい
そんなコスモポリタンな人たちあつまれ〜!
近代社会はネイションを作り出すことによって国家を誕生させました。
既存の文化や伝統を恣意的に抽出することによってネイションステイト(国民国家)をつくりあげたのです。
「19世紀半ばまでに、全ての君主が国民語としてどこかの俗語を採用(アンダーソン『想像の共同体』白石隆ほか訳、リブロポート、1987年、148頁」した。
日本の文化と呼ばれるものも捏造です。
茶の湯、武士道など日本の文化と呼ばれるものは、ごく一部の特権階級の文化を選び出して「日本の文化」などと称しているにすぎません。
「べつに捏造だっていいじゃないか」といった論調の学者も確かにいます。
宮台真司なんかは文化の捏造を認めながら次のように言います。
「私たちネイション・ステイトのメンバーは、ネイションのためにステイトを操縦する責務を負っています。(姜尚中+宮台真司『挑発する知』、双風舎、2003年、37頁)」
それを前提としたネイションステイトの在り方を考えるという視点は確かに大切なことです。
もちろん私も「文化やネイションステイトは捏造だからなくさないといけない」といった単純な議論をするつもりはありません。
捏造の話を持ち出したのは、皆さんが思っているほど、国民国家の存在根拠は伝統にのっとった確固としたものではないことを示したかったからなのです。
なぜ「アンチネイション」なのか。
わたしは、グローバル化のなかで物、お金、人が国境を越えて移動することが容易となるなか、人のこころがいまだネイションステイトに閉じ込められたままになっていると考えます。
SNSの発達で海外の人とコミュニケーションをとることが容易になる一方、国内メディアは中国や北朝鮮を袋叩きにし、2011年4月末にアメリカの竜巻で300人以上が亡くなったことはほんの申し訳程度にしか新聞に掲載されませんでした。
また、アンソニー・スミスが指摘するように、グローバル化が進むことはネイションにとって代わるものが出現するのには不十分な状況と言えます。
現に移民問題が顕在化し、2011年7月のノルウェーのウトヤ島での労働党キャンプ襲撃や、翌月のイギリス移民暴動によって移民との軋轢があらわになっています。
さらに、このようなこころの閉塞性に加え、ほんの小さな領土を争って二つの国家がぎくしゃくすることも少なくありません。
日本が領土をめぐって韓国やロシアともめているのはご存じでしょう。
国家間や民族間の争いによって戦争に巻き込まれる可能性もあります。
「国のために戦う」だなんて自己に念じたところで、その国の防衛はほかの国の兵士を殺害することによって得られるものです。
かつては宗教や諸王(前近代の兵士はその土地の人間中心ではなく、多くは他の地域の傭兵たちでした)近代の戦争はネイションステイトのために起きているのが大部分だといえるのです。
それだけでなく、支配者層、権力者の利害による要因が近代の戦争のそもそもの原因であるのですが、ナショナルな感情はその戦争動員の道具となるのです。
また、新自由主義のもとでグローバル化が進む中、BRICsのような人口の多い国は別として、貧しい国はいつまでも先進国から搾取されたままで、食糧援助程度のレベルでは飢饉から逃れることができないのが現状です。
いっそのこと、そんな争いや飢餓を生んでいる国家というものはなくしてしまったらどうか?
世界政府樹立によって、所得の再分配を世界規模で行い、貧困や飢餓をなくせる可能性があるのではないでしょうか。
現代の文化的左翼の思想やEUやNGOなどの脱領土的な例を参考にその可能性について探っていきませんか?
目標
ネイションの解体
世界政府樹立
世界規模での富の再分配
新自由主義の殲滅
マイノリティの擁護
武装解除
国家の消滅
産業社会の撲滅
これから大きなコミュニティにしていきたいのでご協力お願いします
ネイションの解体による世界平和の実現を!
メンバーの参加コミュニティ
困ったときには